『大日本史料』 1編 7 承平 6年正月~天慶4年8月 p.893

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女の事跡あるは、肥後の白川なる事うつなし, 前の遊女兒島といへるは、離別の歌をよみつるによりて、大納言の君も、水, 繩麻呂の館にて、大伴家持ぬしの心をなぐさめ、或は史生尾張少昨がおも, も隨ひて、宴席にさぶらひ、興をそへ、こゝろをなぐさめしなり、かくて後世, ひまどへる、佐夫流兒など、みなおなじさまの遊女と見えたり、中ごろより, 城の上になみだのごはむとよみたまひ、越の國なる蒲生娘子は、内藏忌寸, いへるものに、大かた似たるものなりけん、そは古の遊女といへるものは、, こなたにては、古今集の白女、大和物語の大江玉淵が女、撰集抄の江口君、ま, 伴大納言の君の、つくしより都にのぼりたまへる時、水城まで送りこし筑, 廣足按に、檜垣女を、白拍子の始也といへる説は非なれど、其さま白拍子と, みなおのが家にありて、いとみやびたるものなりけん、かれ貴人のめしに, まで名をのこせるは、ことにすぐれたりし遊女どもにて、其中にも、此檜垣, 女などは、老はてし後まで國守にもとはれ、家集さへ世につたはれるは、其, かみ名だかゝりけんほどおもひやらるゝなり、上つ代にては、萬葉集に、大, らず、いにしへ九國の惣名也、かつ白川といふ名はおほく聞えたれど、檜垣, 檜垣ハ白, 拍子中ノ, 白肩, 天慶四年五月二十日, 八九三

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  • 檜垣ハ白
  • 拍子中ノ
  • 白肩

  • 天慶四年五月二十日

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  • 八九三

注記 (20)

  • 1764,635,58,1333女の事跡あるは、肥後の白川なる事うつなし
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