Loading…
要素
割注ノンブル
OCR テキスト
かの雲隱といふものよりは、ふみことばなど、まさりざまなれど、なほ後の人の作り, べし、さて紫式部といふ名は、實の名にはあらず、すべて女房に、式部少納言辨右近, 紫式部系圖は、諸抄に見えたり、父爲時が事、越後守とも、又越前守ともいへり、越, も、よび名をしるされたり、さて式部といふに、紫和泉小式部などあるは、式部とい, 後守なりしことは、後拾遺集八の卷、式部が兄の惟規が歌のはし書に見え、越後より, て、勸修寺の家の先祖也、式部、上東門院に宮づかへせしは、論なし、鷹司殿の官, は世につたはらず、すべて古名高かりし女房、おほくは實の名は見えず、撰集どもに, 女といへるは、よりどころありや、しらず、御堂殿の妾といへるは、みだりごとなる, などいふたぐひ、みないはゆる呼名也、こは初學のためにまづいふ也、此人、實の名, たるにて、式部が筆には、似べくもあらず、いとこよなし、, ふが、あまた有て、まぎるゝ故に、わかむため也、そは或は其姓、或は父また夫など, 越前守になりたりし事は、續世繼の九の卷に見えたり、然ればはじめ越後にて、後に, 越前になれりしなりけり、, 夫宣孝は、良門の五世の孫に, 紫式部が事, ○今鏡ノ文ヲ誤解セルモノニシテ、實, ハ、越前守ガ先、越後守ガ後ナルベシ, 長和五年四月二十九日, 三五〇
割注
- ○今鏡ノ文ヲ誤解セルモノニシテ、實
- ハ、越前守ガ先、越後守ガ後ナルベシ
柱
- 長和五年四月二十九日
ノンブル
- 三五〇
注記 (19)
- 1795,603,65,2151かの雲隱といふものよりは、ふみことばなど、まさりざまなれど、なほ後の人の作り
- 684,601,71,2145べし、さて紫式部といふ名は、實の名にはあらず、すべて女房に、式部少納言辨右近
- 1423,602,68,2151紫式部系圖は、諸抄に見えたり、父爲時が事、越後守とも、又越前守ともいへり、越
- 303,599,69,2138も、よび名をしるされたり、さて式部といふに、紫和泉小式部などあるは、式部とい
- 1303,603,64,2147後守なりしことは、後拾遺集八の卷、式部が兄の惟規が歌のはし書に見え、越後より
- 934,602,66,2146て、勸修寺の家の先祖也、式部、上東門院に宮づかへせしは、論なし、鷹司殿の官
- 429,593,69,2153は世につたはらず、すべて古名高かりし女房、おほくは實の名は見えず、撰集どもに
- 814,599,62,2150女といへるは、よりどころありや、しらず、御堂殿の妾といへるは、みだりごとなる
- 557,601,66,2147などいふたぐひ、みないはゆる呼名也、こは初學のためにまづいふ也、此人、實の名
- 1680,607,56,1486たるにて、式部が筆には、似べくもあらず、いとこよなし、
- 177,604,66,2135ふが、あまた有て、まぎるゝ故に、わかむため也、そは或は其姓、或は父また夫など
- 1180,604,66,2144越前守になりたりし事は、續世繼の九の卷に見えたり、然ればはじめ越後にて、後に
- 1067,603,55,640越前になれりしなりけり、
- 1057,2024,61,725夫宣孝は、良門の五世の孫に
- 1556,774,57,276紫式部が事
- 1088,1283,47,719○今鏡ノ文ヲ誤解セルモノニシテ、實
- 1046,1292,46,695ハ、越前守ガ先、越後守ガ後ナルベシ
- 1914,713,45,422長和五年四月二十九日
- 1910,2350,44,126三五〇







