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と久しうありておきさせ給へるに、なをこのことさうなくてやまん、いとわろかるへ, れなることなりなと、かたり出させたまふ、, りとて、御さうしにけうさんさゝせて、御とのこもりぬるも、いとめてたしかし、い, と、人々殿に申たてまつりけれは、いみしうおほしさはきて、御すきやうなとあまた, たおほめかしからぬ人二三人はかりめしいてゝ、こいししてかすををかせ給はんとて、, つゐにまけきこえさせ給はすなりにけり、うへわたらせ給ふてのち、かゝることなん, せさせ給ふて、そなたにむかひてなんねんしくらさせ給ひけるも、すき〳〵しくあは, はあらねと、すへてつゆたかふ事なかりけり、いかてなをすこしおほめかしくひかこ, しひきこえさせ給ひけんほと、いかにめてたくおかしかりけん、御前にさふらひけん, しとて、下の十卷を、あすにもならは、ことをもそ見給ひあはするとて、こよひさた, 人さへこそうらやましけれ、せめて申させ給ひけれは、さかしうやかてすゑまてなと, めてんと、おほとなふらちかくまいりて、夜ふくるまてなんよませ給ひける、されと, 忘れたるなともあらは、いみしかるへきことゝ、わりなくおほしみたれぬへし、其か, と見付てをやまんと、ねたきまておほしける、十卷にもなりぬ、さらにふようなりけ, 修セシメテ, 終篇誤リ無, 師尹誦經ヲ, ヲ祈ル, 芳子ノ首尾, 康保四年七月二十九日, 七〇
頭注
- 修セシメテ
- 終篇誤リ無
- 師尹誦經ヲ
- ヲ祈ル
- 芳子ノ首尾
柱
- 康保四年七月二十九日
ノンブル
- 七〇
注記 (21)
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