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云、空也か身に望なし、山上に水なくて人のなやみあり、願は水をたゝへ衆生を助よ, と宣へは、龍神やすき御事なりといふ、月輪の屏風石をたゝけは、水出る事かきりな, 御經の軸の中より光明赫奕たる舍利を取出し、龍神に授たひ給へは、成佛得達の身と, いにしへの我名を人のあらはして南無阿彌陀佛といふそ嬉しき, と御詠歌ありける、いにしへも行教和尚の三衣の上に、阿彌陀の三尊うつりまします, 事甚おもし、上人御登山に蛇道の苦みを助たまへといふ、上人御泪を流し、念佛を授、, りけたかき御聲にて、, を御神體とす、今の御詠歌も彌陀なりと宣ふ、上人猶ありかたく思召念佛御勤なり、, なる、則御經を内陣へ納め、念佛御廻向ましませは、地藏菩薩は六道の能化にてまし, て、御經を内陣へ納めたまひぬ、其時龍神御報恩に、上人の御望いかにといふ、上人, ますか故に、末世に至るまて、念佛の衆生を西方極樂淨土へ引導し給んと御誓約あり, し、龍神は觀世音の變化にて、月輪の鎭守に祝ひ給ひけるとか、, 上人石清水八幡宮へ御參籠あり、念佛を唱へ御廻向ましませは、大菩薩御寶殿の内よ, 岩倉宰相殿筆, 略ス、, ○繪, 岩倉宰相殿筆, 石清水八幡, 宮ニ參籠ス, 天祿三年九月十一日, 一〇二
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- 略ス、
- ○繪
- 岩倉宰相殿筆
頭注
- 石清水八幡
- 宮ニ參籠ス
柱
- 天祿三年九月十一日
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- 一〇二
注記 (21)
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