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の心も侍れは、領し給はん便もあるへけれは、こゝに老法師となり、衆僧の短を伺ひ, 山をうつし、比叡山と申て扶桑第一の靈場に侍る、さにより衆も名山にほこり、法慢, 給へといふ程に、餘慶僧都大内の御修法にめされ下り給ふ、爰の天狗のいふやう、是, 天狗のいふやう、われ〳〵も此國の貴僧たる人程につけつゝ大方は領し侍れと、此國, と申は天照太神國をしろしめしゝより、今に御そう即天皇位給ひ、殊に佛法流布の境, 飛行に、比叡の大嵩の石卒都婆のほとりにゐてきたりて、この山は王城の艮山にて、, 中に人はなくて猛火はかりそみゆ、その火かけ炉々としてよらは身もこかれつへくみ, 思ひしに、はる〳〵の波浪をしのきて來り給ふ心さしいと有難し、そこの通力をもて、, こそよにのゝしる驗者におはす、領し給へといひて、我は此國の者なれはしる人もや, 侍らむとて、谷の藪陰にはひかくれぬ、さてれうせんと思ひてはるかにみれは、輿の, みなわか徒になさむ事のうれしさはいはんかたなし、さらは我跡につきてき給へとて, 天子本命の道場なれは、國家を鎭護し、顯密の佛法さかんにをこなはれ、其國の天台, なれは、我力に及かたけれは、いかなる猛威の御方もおはせよかし、宿望をとけんと, ゆれは、まつこの人をはとをしてんと思ひて過しぬ、その次に飯室の權僧正尋禪さき, 寛和元年正月三日, 寛和元年正月三日, 三〇二
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- 寛和元年正月三日
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- 三〇二
注記 (17)
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