『大日本史料』 2編 17 治安元年4月~雑載 p.112

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す敵に向ひけり、頼光は少もさはかす太刀をぬきて、鬼同丸か頭を打おとしてけり、, 死したる牛にむかつて弓を引けり、人あやしと見る所に、牛の腹のほとをさして箭を, やかてもたふれす、打刀をぬきて鞍のまへつはをつきたり、さて頭はむなかいにくい, て射けり、誠に興ありてそ見えける、其中に綱いかゝ思ひけん、とかり箭をぬきて、, はなちたるに、死たる牛ゆす〳〵とはたらきて、腹の内より、大の童打刀をぬきて走, して侍りけり、頼光あんのことくに來りけり、淨衣に太刀をそはきたりける、綱・公, 出て、頼光にかゝりけり、見れは鬼同丸也けり、箭を射たてられなから、猶事ともせ, 數あり、をの〳〵牛をいるものあらはやといはれけれは、四天王の輩、我も〳〵と懸, 時・定通・季武等みな共にありけり、頼光馬をひかへて、野のけしき興あり、牛その, つきたりけるとなん、死ぬるまてたけくいかめしう侍りける由語りつたへたり、まこ, るを殺して、路次に引ふせて、うしの腹をかきやふりて、其中に入て、目はかり見出, 所をもとむるに、立かくるへき所なし、野飼の牛のあまた有ける中に、ことに大きな, となりける事にや、扨頼光はそれより歸りにけり、, 〔平家劔卷〕, ○國學院大學所藏屋代本, 上, 綱ソノ斃牛, ヲ射ル, ノ腹中ニ潛, ミテ頼光ヲ, 頼光鬼同丸, ヲ斬ル, 狙フ, 野ニテ死牛, 鬼同丸市原, 治安元年七月十九日, 一一二

割注

  • ○國學院大學所藏屋代本

頭注

  • 綱ソノ斃牛
  • ヲ射ル
  • ノ腹中ニ潛
  • ミテ頼光ヲ
  • 頼光鬼同丸
  • ヲ斬ル
  • 狙フ
  • 野ニテ死牛
  • 鬼同丸市原

  • 治安元年七月十九日

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  • 一一二

注記 (27)

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