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りけるそのかみ、神無月の比、木々の紅葉の、嵐にさそはれて庭につもり、時雨かきく, に〓こほれて父母の前に詣てゝ、我をは僧になして置き給へと、懇に聞ゑけれは、今更, 云に、哀に覺て、十三と云ける年の春の比、山階寺の別當、空晴の室に入て侍りけり、, 一を聞ては十を知、十を習ては百を悟るのみならす、うへをしのひ、ねふりを凌て、素, 月の光に向ては夜もすから、唯識十軸のひもをとき、深窓に雪をあつめ、螢火をもと, や、たよりを得て開けし、忽に無常をさとりて、をさ〳〵しき心に、袂をうるをすまて, 昔唐院僧都林懷とて、山階寺の貫首にて年久つめる、有智の人いまそかりけり、幼なか, れ、あられましりて、木の葉の上にをつとみれは、かつ消へ行をみるに、先の世の宿善, り、夫に此由を告、常の人にあらすとしりて、早旦にあたらしき魚を求てすゝめけり、, 林懷僧都事, に隨て、かし可然をろし侍て、後世をもとり、誰々の人をも、導き奉らんと思ふに侍と, あやしく覺ゑて、委く思ふ様を尋に、世の無常の心にしみて、萬哀になん侍り、佛の教, いたれる聖は、かく魚鳥をきらはぬ事有、, 〔撰集抄〕六, 葉ヲ見テ出, 林懷幼時落, 家ノ志ヲ立, 萬壽二年四月四日, 一九五
頭注
- 葉ヲ見テ出
- 林懷幼時落
- 家ノ志ヲ立
柱
- 萬壽二年四月四日
ノンブル
- 一九五
注記 (19)
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