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わたらせ給ひたるに、とくしかるへきあるしなとつかまつれと催しけれ, し十人ひきつれて、倉のかきもちたるをのこさきにたちてわたる程に、雪, も、かく御覽する山のあなたの庫にをきこめて侍れは、便なくとりいつへ, 仰せられける程に、家の司なるあきまさといひて、光俊、有重なといふ學生, 給ひたれは、にへとのまいることあるまし、日もやう〳〵たけて、いかてか, 御まうけなくてあらんといひけれは、殿わらはせ給ひて、たゝせめよなと, きやう侍らす、あらはに侍るは、皆人の用ゐたる由申けれは、何のはゝかり, かあらん、たゝとりいたせと仰せられけれは、さはとてたちいてゝ、とりい, 理のかみさはきいて、雪御覽して、御物語なとせさせ給ふほとに、師信、かく, に、いひしらぬそめませしたるかたひら、くゝりかけとちなとしたるさう, たさせけるに、色々の狩裝束したり伏見さふらひ十人、いろ〳〵のあこめ, の親なりしをのこ、けしききこえけれは、修理のかみたちいてゝかへり參, にはへてわさとかねてしたるやうなりけり、さきに踏ふみつけたるを、し, は、俊綱いまにへとの參り侍りなんと申けれは、人にもしられてわたらせ, りて、あるしゝてきこしめさすへきやう侍らさるなり、御臺なとの新しき, ノ具ヲ取, 庫ヨリ響, 出サシム, 裝束雪二, 侍雜色ノ, 師信饗ヲ, 促ス, 映ユ, 嘉保元年七月十四日, 三九八
頭注
- ノ具ヲ取
- 庫ヨリ響
- 出サシム
- 裝束雪二
- 侍雜色ノ
- 師信饗ヲ
- 促ス
- 映ユ
柱
- 嘉保元年七月十四日
ノンブル
- 三九八
注記 (25)
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