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世の興し人の用ひんにはしくへからすとて、つねならぬ意巧の曲節を, は信手といふ一名あり、則これをあんするに、手にまかすといふ讀あり、, れは、三のふねにもさほさし給けるとかや、天下の明伶にて、よの人この, これかならす師説のすみなりをたゝすへきにあらす、ともかくもたゝ, なといふ比巴も、このそちとそ申める甲の間に支度をして、かの薫香を, あらしむ、これをもて詮とす、甲はいつれも花櫟木さしたる事もなかり, を聞給し四男とそ申める、管絃の一道にかきらす、和漢の才もおはしけ, 卿のなかれをうけ給、六條の右大臣重信のおとゝの御まこ、民部卿道方, 承はる、人におほせられけるは、經信四絃の奧義をさくりみるに、比巴に, 一桂大納言經信卿とき、こえ給ける、これも資通, し、妙音天女の靈像を圖したてまつりて、錦袋七重にこめて、本鳥につけ, のみこのみほとこし給、これを聞人耳をよろこはしめすといふことな, なかれをのみあらそひきおふ、後二條關白師通、と申しも、此御弟子とそ, この帥卿は、よき琵琶そあまた西府にてつくりいたし給ける。麝香丁子, たてまつり給、當道の兩流にわかれける哀もこれよりなるへし、, 柳原家記録, (朱書)「意樂曲事, 文机談二, ○中, 略, 百六, (朱書)「作琶琵事, 兩流ニ分, 經信ヨリ, 琵琶ヲ作, 筑紫ニテ, 〓香丁子, 信手, 桂流ノ始, 祖, ル, 承徳元年閏正月六日, 六五八
割注
- 文机談二
- ○中
- 略
- 百六
- (朱書)「作琶琵事
頭注
- 兩流ニ分
- 經信ヨリ
- 琵琶ヲ作
- 筑紫ニテ
- 〓香丁子
- 信手
- 桂流ノ始
- 祖
- ル
柱
- 承徳元年閏正月六日
ノンブル
- 六五八
注記 (33)
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