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あかさりし月もさこそはおもふらめふるき〓もわすられぬよを, と奏せられたり、院もえむありて御覽ずべし、げにいかゞ御心動かずしも, 奉りける事などしるして、, とある所に、定家の君驚きかしこまりて、うらがきに、あさましくはかられ, るさまにてのみおはしますこそ、いといとほしき御ありさまなめれとそ、, た定家の治部卿の許などへいふかひなきちごのよめるとて、遣して見せ, おはしまさむと、その世の事かたじけなくなむ、今もすこし、世の中隔たれ, 秋の色をおくりむかへて雲の上に馴にし月もものわすれすな, たまひしに、いづれもめでたくさま〴〵なる中に、懷舊の御歌に、, は好ませ給はず、建保の頃、内々百首の御歌詠み給へりしを、家隆の三位、ま, 〔玉言抄〕家隆卿定家卿のもとへつかはす状, 何事か候らん、此庚申の歌にやみふして無術候、眞實にいまは無下の事に, 給へど、萬の事もていでぬ御本性にて、人々など集めて、わざとあるさまに, 新院ものどかにおはしますまゝに、御歌をのみよませ, まかり成候、多日所勞之旨難出意候、抑此歌を一卷反古の中よりもとめい, 増鏡, 上おと, ろのした, お人, ノ歌ヲ詠, 内々百首, 息, マセ給フ, 家隆ノ消, 建保四年三月是月, 一〇三〇
割注
- 上おと
- ろのした
- お人
頭注
- ノ歌ヲ詠
- 内々百首
- 息
- マセ給フ
- 家隆ノ消
柱
- 建保四年三月是月
ノンブル
- 一〇三〇
注記 (26)
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