『大日本史料』 5編 1 承久3年7月~貞応2年5月 p.60

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山本の里のしるへのうす紅葉よそにもおしき夕嵐かな, 軒はあれて誰かみなせの秋の月すみこしまゝの色はかはらし, おもひやれいとゝ〓もふる里のあれたる庭の秋の白露, 故里の一もとすゝきいかはかり茂き野原と蟲のなくらん, ぬれてほす山ちの菊もある物を苔のたもとはかはくまそなき, 故里を別ちにうふるくすの葉の風は吹けともかへるよもなし, 岡の邊の木のまに見ゆる槇の戸にたえ〳〵かくる蔦の秋風, さきかゝる山下道もまかふまて玉ぬき亂る萩のあさ露, いかにせん葛はふ杉の時のまも恨てふかぬ秋かせそなき, 睛れよかしうき名を我にわきもこかかつらき山の峰のうす霧, いたつらに秋の日數はうつりきていとゝ都はとをさかりつゝ, 野邊染むるかりの涙は色もなし物思ふ露のおきの里には, にのめこし人の心は秋ふけてよもきかそまに鶉なく也, なきまさる我なみたにや色かはる物思ふ宿の庭のむら萩, よもすからなくや淺茅のきり〳〵すはかなく暮る秋を恨みて, 承久三年七月十三日, 六〇

  • 承久三年七月十三日

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  • 六〇

注記 (17)

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