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あれは、かけにふしてよをあかす、, 畦畝あせを竝て、苗を我とり〳〵に藝たり、, 爰に旅驛漸にかさねて、枕を宿縁の草にむすひ、雲衣曉にさむし、袖をいは, 路にのこり、下流の水谷に落、奔箭すみやかにして、虎に似たる石にあたる、, 光の火を出し、木々になく曉の語は、孤枕の夢を破る、此ところに留りて、心, やしなはれ、見あくれは、峯崎て山祇の髮風にけつる、磐をうつ夜の浪は、千, すゝか川ふるさと遠く行水にぬれて幾せの浪をわくらん, ねの苔にしく、松は君子の徳をたれて、天のことくおほへり、竹は吾丈の號, 水堀なかす、智者の砌うこけともゆたかなり、かくて邑里に出て、田中の畔, 中なかは過て漸下れは、巖扉けつりなせり、仁者の栖しつかにして樂み、澗, 夜陰に市腋と云にとまる、前を見おろせは、海さし入て、河伯の民うしろに, 鈴鹿山さしてふる里おもひねの夢路の末に都をそとふ, を通れは、左に見、右に見、立田眇々たり、或は耕しをのれかひき〳〵に論し、, 薄暮に鈴鹿の關屋にとまる、上弦の月峯にかゝれり、虚弓いたつらに、歸鴈, 六日、孟嘗君か五馬の客にあらされは、函谷の鷄の後夜をあかしてたつ、山, ○中, 略, 鈴鹿ノ關, 第三日ノ, 行程, 屋, 市腋, 貞應二年雜載, 一六三
割注
- ○中
- 略
頭注
- 鈴鹿ノ關
- 第三日ノ
- 行程
- 屋
- 市腋
柱
- 貞應二年雜載
ノンブル
- 一六三
注記 (24)
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