『大日本史料』 5編 17 寛元元年12月~同2年7月 p.256

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菊川をわたりて幾程もなく一村の里あり、こはまとそいふなる、此里の東のはてに、すこ, し打登るやうなる奧より、大井川を見渡しけれは、遙々とひろき河原の中に、一すちなら, いゐなと取出たるに、嵐冷しく梢にひゝき渡りて、夏のまゝなる旅衣、うすき袂もさむく, す流わかれたる川瀬とも、とかく入違ひたる樣にて、すなかしといふ物をしたるにゝた, おほゆ、, 宇津の山を越れは、蔦かへては茂りて、昔の跡たえす、かの業平かす行者にことつてしけ, まへ島の宿をたちて、岡部のいますくをうち過る程、かた山の松のかけに立よりて、かれ, り、中々渡りてみむよりも、よそめ面白く覺ゆれは、かの紅葉亂れて流れけむ龍田川なら, て人あるよしをかけり、みちより近きあたりなれは、少打入てみるに、僅なる草の庵のう, 日數ふる旅のあはれは大井河渡らぬ水も深き色かな, 是そこの頼む木のもと岡へなる松の嵐よ心してふけ, ん程は、いつくなるらんと見行ほとに、道のほとりに札をたてたるをみれは、无縁の世す, ねとも、しはしやすらはる、, 問部, まへ島, 宇津山, 大井川, 寛元二年二月十七日, 二五六

頭注

  • 問部
  • まへ島
  • 宇津山
  • 大井川

  • 寛元二年二月十七日

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  • 二五六

注記 (19)

  • 1808,638,68,2160菊川をわたりて幾程もなく一村の里あり、こはまとそいふなる、此里の東のはてに、すこ
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