『大日本史料』 5編 28 宝治2年雑載~宝治年中雑載 p.166

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たえ〳〵に秋はしくれしむらくもの晴まも見えぬ神な月哉, 長夜にたれをたのめてうらむらんをかやか本の松虫のこゑ, たれしかもうき世中となつけゝむ雲なき夜はの月を見なから, 紅葉ゝは雨とふれとも槇の屋の軒にしつくの音はきこへす, 我ならぬあとたになくはまよはまししらぬ野原の雪の夕くれ, 暮ぬれはけふりもみえぬ道のへに里のしるへとうつ衣かな, こめてけりさらてもせはき山かつのかきへの谷の秋の夕くれ, うすきりのたえまに見ゆる色もなしときはの山の秋の草木は, 明わたるよさみかはらにふす鹿の一こゑ鳴て山に入ぬる, いとはれて鳴なる鹿のをとす也ひたの庵のよその夕くれ, このころは野なる紅葉も色そこきなへてや染る山のはの雲, 冬十首, 夕まくれ露ふきはらふ秋風に草はみたれて虫そなかなる, み山ちは雲のたえまも空さして月影にまけぬ松の白雪, 雨歟, 「ひた」, 寶治二年雜載學藝, 一六六

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注記 (18)

  • 599,701,60,1910たえ〳〵に秋はしくれしむらくもの晴まも見えぬ神な月哉
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