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て申けるは、爰は討死有へき所にて候へは、御先に立候とて、河を渡すを見, 池打負て落たりけり、〓庭父子數ケ所手を負ふといへとも、存命子細なか, れて、御愁歎の色切成けり、今日御合戰に打勝給し事は、併將軍の御武略よ, り出たりとて、彌頼母敷に見奉りし、去程に、御陣は箱崎の寺にて有しに、當, 當所の軍破れしかは、酉刻なりしに、頓て頭殿は少貳を召具して、敵の跡を, 家人饗庭の彈正左衞門尉、赤皮の肩白の鎧に、月毛なる馬に乘て、少貳に向, としてそ取懸りける、去程に、河を中にへたて時を移す所に、少貳か宗徒の, 責て、今夜亥刻計に宰府に御著有て、先妙惠か館の灰燼と成しを御覽せら, りけり、かゝりける程に、御上洛の後、天下安危の合戰の忠節をは、〓庭彈正, 入て、散々に打合けるをみて、是をうたせしと、御方大勢續て責戰し程に、菊, しとて、御行水有て、〓〓の前にて八幡宮を拜し奉り給ふ、吉良殿の進せら, 社の祠官等賞翫し奉る事限りなし、御奉幣の義は合戰の觸穢の間憚有へ, て、饗庭か子黒皮の鎧著て、黒き馬に乘けるか、つゝきてわたし、敵の中へ懸, 左衞門尉致したりとて、下御所より御刀を下し給しこに面目なれ、去程に、, 太刀をぬき、馬の足を出さむとし給ひし間、兵とも我先にと、義長師資を始, 敗ル, 菊池ノ兵, ノ奮戰, 尊氏箱崎, 府ニ至ル, 天下安危, 饗庭父子, 直義太宰, ノ合戰, ニ陣ス, 延元元年三月二日, 一四五
頭注
- 敗ル
- 菊池ノ兵
- ノ奮戰
- 尊氏箱崎
- 府ニ至ル
- 天下安危
- 饗庭父子
- 直義太宰
- ノ合戰
- ニ陣ス
柱
- 延元元年三月二日
ノンブル
- 一四五
注記 (27)
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