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奉る程、老たる社人寶殿に入、縁起取出したるに、神さひ有かたう見え侍る、, より舟出して、志賀の島にをしわたる、思ふかたの風さへ添て、片時の間と, あらて、物ふかき方はみえすにきはしく、御垣の内塵のくもりもなし、拜み, 覺ゆ、島近くさしよする程に、明神の宮司の坊よりとて、禪衣の人むかへに, 枕なり、此院主道にすける人にて、心さしをつくさむと見えたるもかたし, れ〳〵成うち敷、呉竹の葉風あら〳〵敷吹て、ひとりぬへき心ちもせぬ旅, 來れり、心得かたき名乘ともなり、伴ひ行に、山かけなる海つらに、むね〳〵, 數もしらす、人民の上下門をならへ軒をあらそひて、その境四方に廣し、爰, 左には夫となき山ともかさなり、右は箱崎の松原遠くつらなり、佛閣僧房, 士のやとりならむと哀なり、社は高き所にて其道遠からす、御殿の大には, をみわたして、沖には大船おほくかゝれり、もろこし人もや乘けんと見ゆ、, る山鹿壹岐守、とかくのことわさす常のことし、奧深きかたに方丈餘りの, 所有、うちのかさりあるへきやうにして、庭の草木みところ有、萩の下葉か, しからぬ家々さしつとひて、かすかに煙なともみゆ、これやめかり鹽汲海, けなく、明ぬれは此所のさまを見侍るに、前に入海はるかにして、志賀の島, 箱崎, 志賀島, 山鹿壹岐, 守, 文明十二年六月是月, 四〇一
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- 箱崎
- 志賀島
- 山鹿壹岐
- 守
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- 文明十二年六月是月
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- 四〇一
注記 (21)
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