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夕霜のをくかとみえし竹のはに夏なき月の影そもりくる, 夏やいまいつくの空にすむかけの眞砂も霜のふかき夜の月, 明をよむ事、ふるき難に侍れとも、少々又其例も侍れと、これは誠月夜自凉といふ, 左民部卿藤原元長卿, 衣起周覽飛露洒我裳といへるも、見月詩にやとそ覺侍る、又第二第三句つゝかすと, き風も有明の月といへるは、月夜を賞したりとはみえすもや侍らん、旁以左可爲勝、, 右, 題に侍れは、いかにも月に向て自然に凉氣のおほゆるさまそあらまほしきを、凉し, て夕より夜にいたる心分明、左方申云、右歌上句に題の文字をいひ出さす、いか, 侍る、右の水もむすはし袖にかやも、うるはしくつゝきたりとは申かたくや侍らむ、, 右申云、夕の月に似たる歟、夜の心幽玄、陳云、をくかと見えし、過去の心をも, 右歌、左方難し申さるゝ旨さもときこえ侍り、又花の題に落花を詠し、月の題に有, 二番, 右藤原氏直, にそや覺え侍る、ま砂の霜、ふるくめふれたる樣に侍る由を申、陳云、上の五十, 左, 藤原氏直, 民部卿藤原元長卿, 大永三年六月二十六日, 大永三年六月二十六日, 一九六
柱
- 大永三年六月二十六日
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- 一九六
注記 (21)
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