『大日本史料』 7編 10 応永15年5月~同年10月 p.20

Loading…

要素

頭注ノンブル

OCR テキスト

なしくおほえ侍て、夜もやう〳〵深行に、かくてしもあるへきならねは、御寺よりまか, こよひはかりの御名殘にて、あけなはむなしき煙とたちのほらせ給はん事の、いとゝか, れて、心にうかひ侍ぬる、, ひ事なと我人申侍しことまて、たゝいまの心ちし侍て、人のもとへ申つかはし侍し、, りいて侍しかとも、つゆのまもまとろまれ侍らす、月はにしの山のはにかたふきて、あ, ひいて侍るに、過にし五日のあやめも、程なくうきねをそへ侍りけるに、はかなきいは, てまつること、いとゝ御名殘もとをさかる心ちし侍て、おもひつゝけ侍る、, かくてあくれは十日、むまの時はかりにや、その御わさ有しかは、猶も殘しをきたてま, はれもかすそふ心ちし侍しおりふし、まへにある人時鳥のなき侍るとつけ侍れとも、心, つりつる程は、からを見つゝもとなくさむかたも侍つるを、時のまのけふりとみなした, 郭公うき折ふしのあたし世に猶や〓をそへて啼らん, のやみにまよひぬるゆへにや、さたかにもきゝ侍らねは、おりふしもあはれをもよほさ, 露よりももろきさ月の玉のをゝ長くもかなと祈つる哉, 御日かすもやう〳〵うつり行にしたかひて、御なやみありし程の事ともかす〳〵におも, 立のほる煙の跡をしたひてもむなしき空はみるかひそなき, 悼和歌, 雅縁ノ追, 應永十五年五月六日, 二〇

頭注

  • 悼和歌
  • 雅縁ノ追

  • 應永十五年五月六日

ノンブル

  • 二〇

注記 (19)

  • 1700,606,66,2257なしくおほえ侍て、夜もやう〳〵深行に、かくてしもあるへきならねは、御寺よりまか
  • 1816,605,65,2253こよひはかりの御名殘にて、あけなはむなしき煙とたちのほらせ給はん事の、いとゝか
  • 1235,609,59,655れて、心にうかひ侍ぬる、
  • 296,615,66,2154ひ事なと我人申侍しことまて、たゝいまの心ちし侍て、人のもとへ申つかはし侍し、
  • 1584,610,64,2244りいて侍しかとも、つゆのまもまとろまれ侍らす、月はにしの山のはにかたふきて、あ
  • 411,617,66,2240ひいて侍るに、過にし五日のあやめも、程なくうきねをそへ侍りけるに、はかなきいは
  • 762,616,66,1924てまつること、いとゝ御名殘もとをさかる心ちし侍て、おもひつゝけ侍る、
  • 995,615,65,2241かくてあくれは十日、むまの時はかりにや、その御わさ有しかは、猶も殘しをきたてま
  • 1468,605,67,2250はれもかすそふ心ちし侍しおりふし、まへにある人時鳥のなき侍るとつけ侍れとも、心
  • 879,614,65,2242つりつる程は、からを見つゝもとなくさむかたも侍つるを、時のまのけふりとみなした
  • 1110,662,66,1967郭公うき折ふしのあたし世に猶や〓をそへて啼らん
  • 1351,613,65,2242のやみにまよひぬるゆへにや、さたかにもきゝ侍らねは、おりふしもあはれをもよほさ
  • 184,673,62,1955露よりももろきさ月の玉のをゝ長くもかなと祈つる哉
  • 527,610,67,2247御日かすもやう〳〵うつり行にしたかひて、御なやみありし程の事ともかす〳〵におも
  • 644,672,65,1952立のほる煙の跡をしたひてもむなしき空はみるかひそなき
  • 1091,280,41,127悼和歌
  • 1135,276,45,173雅縁ノ追
  • 1929,708,49,395應永十五年五月六日
  • 1941,2426,44,79二〇

類似アイテム