『大日本史料』 9編 20 大永3年4月-大永3年9月 p.365

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ありかたき殊勝也、と云けれハ、綱少もおとらすくひけり、餘の人々ハ、我は淨行持律, 昌の前にをく、保昌〓て其後、綱受侍、一度も臆せすたふ〳〵と請て飮、珍肴やあると, とまもり、殿原ハ酒も肴も心地よくまいる物哉、只人に非、我等に値遇し給へ、とそ中, て置たりけり、童子申樣、それこしらへて面々の前にまいらせよ、と申けれハ、頼光さ, の山伏にて候とて、くハさりけり、頼光・綱のふるまひ以外に有けれハ、童子つく〳〵, すと、四方をみめくらし、時々まかけを指て見るに、怖さ申計なし、良ありて申けるは、, しよつて、腰の刀をぬき、物氣なくもゝのしゝむらをすい切て、鹽をさし、くい給て、, 云けれハ、桐王承て、只今切たると覺て、白うつくしく、血のまふれたる股に、鹽を添, 頼光の前に置、鬼飮と云事の源是より初けり、頼光軈て取て、少もおとらす呑給、又保, 何事に此所へ來給そ、深山といひ、岩石といひ、路かあらはこそ道迷ともいはめ、心得, 物に酒を入、持來る、酒といふをみれハ人の血也、つゝしみ黒くしてあり、童子先飮て、, とかせまし、かうかせましと、めをみあはせて居たりける、童子申けるハ、抑御邊達は, 如何樣にも珍客僧にておはするに、酒一まいらせよ、と言けれは、〓屬共承て、大なる, 去程に、童子人々のゐたりけるに、一間計へたてゝ、横さまになをり、うち笑て居けり、, 重子血ノ酒, 人肉ヲ供ス, 大永三年九月十三日, 三六五, 大永三年九月十三日

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  • 重子血ノ酒
  • 人肉ヲ供ス

  • 大永三年九月十三日

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  • 三六五
  • 大永三年九月十三日

注記 (19)

  • 595,637,61,2275ありかたき殊勝也、と云けれハ、綱少もおとらすくひけり、餘の人々ハ、我は淨行持律
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