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頭はよき時分を見計ひ、今日の合戰こそ一期の思ひ出そ、高名セんと思んする人々は、, 出、飯野城を側に置、加久藤に雲霞の如く寄來り、はや不動寺馬場に入る、城内よりもい, 菱刈兩院の者共つゝき來て居たれは、慈も四五千余騎に及ひけり、兵庫頭上の原に打出、, 五千騎をは三手に作り、先陳こは武功ある足輕共千余騎跡に著けて射かけさセ、また千, 〳〵備へ居て、足輕雜兵共に眼下なる苗田を踏せ、或は方々に働き破んとす、大將兵庫, よく勇メや兵ともと下知して、吾身は紺糸威の鎧を著、黒き馬の逞きに白覆輪をきてや, の要害をやふり、大河平が一族を追却し、其競ひに乘て、同五月四日、伊東か軍勢打て, らりと打乘り、十文字の旗一流如何にも高く出し給ふ〓くそ覚へける、加久藤よりもこ, て合ひ、爰を專度と防き戰ふ、されとも伊東猛勢なれは事共せす、宗徒の人々旗竿押立, れを見て、力を得てこそ戰ける、伊東勢競ひを成て戰けるが、飯野より横懸せられしと, 左衞門・米良筑後守を初として、宗徒の者共十三人迄打取る、飯野・吉田・吉松・牛屎・, 見て、躁紛に成て引んとす、加久藤勢追詰〳〵打程こ、小林之地頭職中村筑後守・平治部, り、薩摩方を擒にして, 騎をは三の山に差廻し、横合に射かゝらす、敵返合て戰へば、會釈て引退く、敵引は、主, 奢る事〓也、互に相諍て日を送る程之、同三年の春、大河平, 文〓、, 此間欠, 伊東勢大河, 平城ヲ破ル, 元龜三年五月四日, 一三六
割注
- 文〓、
- 此間欠
頭注
- 伊東勢大河
- 平城ヲ破ル
柱
- 元龜三年五月四日
ノンブル
- 一三六
注記 (21)
- 1212,618,65,2209頭はよき時分を見計ひ、今日の合戰こそ一期の思ひ出そ、高名セんと思んする人々は、
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