『大日本史料』 10編 9 元亀3年3月~同年7月 p.457

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ことを欲す、次の日は生き存ふること能はざるべきを以てなりと、, 然れども、我主デウスにとりては、自己に希望を懸けし人々を助くるは、永遠の慈悲に, て、かくも理性に反し、かくもわが主の大なる〓辱となることは斷じて爲すべきに非ず、, りし一男兒に向ひて、入る勿れ、何處へなりとも逃れ行きて自ら救う道を求めよと言へ, 寧ろ神に信頼しキリスト教徒として死すべきなりと言へり、これに對して彼は答へて言, 部を缺ける木製の古き「復活のキリスト」聖器庫の一隅にありしことの外には思ひ至ら, れ、城中にある者は悉く、彼等のために殺戮せらるべしと思はれしなり、, 高貴なる主君、高位なる人物及び城主が殺害の享樂を敵に與へざるため、自らその胸及, り、彼はこの男兒に憐愍の情を抱きしを以てなり、彼には、城が直ちに敵に占領せら, ざりき、而してこれを肩に負ひ、城に向ひて出發せり、やがて城門に達するや、伴ひ來, へり、余もかく振舞はんことを望み居れり、而して訣別の徴として互に念珠を交換せん, の聖體顯示臺、その他教會にありし價値多き品々、裝飾品を毫も念頭に浮べず、唯、頭, び腸を斷ち切るは日本に於ける一般の慣習なり、ニコラオはドン・バルトロメオに向ひ, 人は必要なる精神の平靜を有せざるものなり、この老人も銀燭臺、聖遺物を充滿せる銀, 切腹ノ風習臼, 元龜三年七月三十日, 四五七

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  • 切腹ノ風習臼

  • 元龜三年七月三十日

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  • 四五七

注記 (17)

  • 378,610,56,1688ことを欲す、次の日は生き存ふること能はざるべきを以てなりと、
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  • 1188,602,59,2246り、彼はこの男兒に憐愍の情を抱きしを以てなり、彼には、城が直ちに敵に占領せら
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