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かゝ、洛中の首尾はと問、求政は、とかく不及言語儀也、某ら聊の用事ニ, ニ、筒井順慶ニ行逢たり、順慶、求政を見て、いかに壹岐守、世の變逆しい, 案に相違せし處に、御息女の方ゟ、今度無道の御振廻により、自も與一, 郎ニ別れ、三戸野と云ふ恐しき山の中に住居して侍るよしの消息來, を感し奉り、孺人の有樣ニ哀を催し候也、藤孝公剃髮有て、幽齋玄旨ト, 命を助くる也、重而不可來とて、御家人ニ仰て追出さる、權之助歸て斯, 怒り、御返書ニ及はれす、沼田を討捨らるへけれ共、此度は思ふ旨有て, は、光秀の逆罪をうとみ、米田につきて、終に忠興公の家人と成る、斯而, 付上京仕りぬれ共、越中守備中松山に出陣に付、大坂へ赴候と返答す、, と申けれは、光秀兼而は一方の大將こもと、頼に思ひし藤孝公御父子, 東福寺山稻荷山を經て小幡に出、男山洞か峠に懸り、丹後國ニ歸る所, 共を御供とし、山中に送られ、山伏宅ニ蟄居し給ふ、見聞人、兩君の忠義, れは、光秀はさんかたなく大いきつおてあきれられたり、家臣權之助, 米田求政ら、今出川の屋敷をあけ、次男藤十郎を十如院雄長老に預け、, 改給ふ、かゝる所に、沼田光友を使として書を贈る、藤孝君、忠興君大ニ, 天正十年六月九日, 米田〓政, 筒井順慶, ノ説, ニ遇フト, 英甫永雄, 天正十年六月九日, 三七三
頭注
- 米田〓政
- 筒井順慶
- ノ説
- ニ遇フト
- 英甫永雄
柱
- 天正十年六月九日
ノンブル
- 三七三
注記 (23)
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