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の行あらは、可告知と云屋り、還て自分の用心に勞す、羽柴小一郎殿、三好孫, 夜大かゞりをとろせ、夜討乃用心きひしかりし也、秀吉も桑名より五六里, 放火し給ひにくり、瀧川も三方の手あてに六七千之勢を分てすろはしし, せしかは、いたはしや一盆、夜うちのしたくも空しく成、却て如何なる行も, 七郎殿は、一盆甥瀧川義大夫か楯こもりぬる嶺之城に押寄、幾重共なく打, 尤きひしく、夜盜の功者を遠聞に出し、終夜大ろゞりを山の如く積上たろ, やあらんろと、不審く思はれ、取出の城々へ用心油斷有へろらす、珍しき敵, 々に入亘て、堂社佛閣ともいはす燒たて、鯨波をあ老引歸し、山取をして終, ん事さ、今夜をは過すましき物をとて怒に〓〕り、三方より分入し勢在々所, 名近邊を眼前に燒せ、まけ腹立て云やうは、ありはれ夜討して頸をひろは, ろは、心は剛に餘ると云共、勢は不足、いはゝ病鶴乃翅〓の短か如し、因之桑, 秀吉卿は三萬餘騎を段々に備へ、桑名近邊にをしよせ、在々所々不殘一宇, 引退て、瀧川は弓矢取ての明將なり、今日の狼藉さぞ無念に有へし、小勢に, て欝憤を散する事は、夜討にしくはれし、其意得をなし候へとて、軍中其制, 樂ひ老〓、多勢三手に成て亂入し、民屋悉く放火し、煙天に蔽ひ、日を障、殊更, 山取, ニ備フ, 秀吉夜襲, 矢執ツテ, 夫峰城ヲ, 一盆ハ弓, ノ名將, 瀧川儀大, 桑名附近, 守ル, ニ放火ス, 天正十一年二月十六日, 六四七
頭注
- 山取
- ニ備フ
- 秀吉夜襲
- 矢執ツテ
- 夫峰城ヲ
- 一盆ハ弓
- ノ名將
- 瀧川儀大
- 桑名附近
- 守ル
- ニ放火ス
柱
- 天正十一年二月十六日
ノンブル
- 六四七
注記 (28)
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