『大日本史料』 11編 4 天正11年4月 p.185

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しかば、みかたこれに利を得つゝ、おめきさけんで責戰、此勢に僻易して、多, をかけたるは、見ぐるしき物なるぞ、控て馬を乘候へといひける時、近頃惡, いかにも靜に吹上、法のごとく吹しまひ、馬を引よせ打乘て、急て進行ける, き言葉かな、何とそ彼に返答すべきと思ひ、振かへつて見侍れば、少こだか, 貝は、聲が出ざる物と世以ていひならはし候事なれば、心臆してふかざる, かと、秀吉公もおぼしめし、又諸人も存ずべし、しからば假令手柄をいたし、, がましなりと思ひ、愈馬をはやめすすみ行、一番鑓を始め、戸波隼人を討捕, き其上に、馬を横さまに立て居たりけり、いや〳〵彼は功の入たる老武者, 〓返すべきために屹と控へたると見えたり、とかく曲者也、先きかざる體, 也、味方は纔の勢なれば、若追立てられ、敵勝に乘て競ひきたらば、横鑓を入, 二三間程あゆみけるが、急度思出したるは、事の急なる時分臆病者がふく, を、谷の兵太夫といひし者、道の傍より我を見付申けるは、そこをとほるは, 又は討死したる跡までも、弓矢の上の耻辱これにすぎじと思ひ、貝をとり、, 虎之助にてはなきか、若輩なる者のはやり過て、敵前ちかくなりて、馬に輪, つけ給ひて、虎之助螺を吹けと仰せられけれとも、きかぬ體にもてなして、, 清正戸波, 隼人ヲ討, 谷兵大夫, 取ル, 天正十一年四月二十一日, 一八五

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  • 清正戸波
  • 隼人ヲ討
  • 谷兵大夫
  • 取ル

  • 天正十一年四月二十一日

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  • 一八五

注記 (21)

  • 305,619,60,2217しかば、みかたこれに利を得つゝ、おめきさけんで責戰、此勢に僻易して、多
  • 1001,623,62,2217をかけたるは、見ぐるしき物なるぞ、控て馬を乘候へといひける時、近頃惡
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