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嶋との傳寫の誤なるへし、尚可〓、, 後に其名を聞に、隆信の臣, 散々に打破られ、温泉山, へと云儘に、家久の右傍に近付寄り、會釋もなく切付たり、, きけれとも、我兵きひしく弓鐵炮を放ちける故、切而出る事不能、矢軍した, 諸軍是を聞て、豫讓か忠ある者と感服せぬはなかりけり、斯て敗軍の敵ぬ, 乘り後レたる者共ぬ、神代さして遁たりけり、島原城ゟ打て出んとひしめ, あり、肥前佐賀より十餘里西之方こて、佐賀より島原に至る中途也、崎と, に遁入もあり、或え舟に取乘り、野嶋こ渡もあ, 戟に貫れて、重り臥たる人馬麻を亂せる〓くニ而、目も當られんありさ〓, 得たりと云儘に、左りに飛しさり、拔打に薙給へは、あへなく首は落にけり、, さはこそ、田の畔岩の廉をも不知、物の具ぬ〓捨、〓に泥れ、血ニ染み、或ぬ劍, 家久心, 也、かゝる處に、亂軍の中ゟ一人兵、頸ヲ太刀の鋒に刺貫き、多の兵を押分押, 分出來れり、大音聲に呼りけるは、今日乃高名某に勝る人不可有、こを見玉, 江理口正右衞門と云る有名の士なり、, 竹嶋と云は、九州繪圖ニ見得す、島原ゟ北に當りて、海向ニ竹崎と云地名, り、, 此時家久, 勝目ニ、小, 疵ヲ蒙ル, 島原, 姓トアリ, ニ有, ルハ竹崎, 竹島トア, ノ誤ナラ, 天正十二年三月二十四日, 三二五
割注
- 此時家久
- 勝目ニ、小
- 疵ヲ蒙ル
- 島原
- 姓トアリ
- ニ有
頭注
- ルハ竹崎
- 竹島トア
- ノ誤ナラ
柱
- 天正十二年三月二十四日
ノンブル
- 三二五
注記 (29)
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