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なれとも別をかなしみぬと覺て、いとしくるゝ深山邊の道も泪にうるほへり、立間尻よ, 一番に馳來り武勇を勵む、夫ゟ四國之徒黨悉ク雌伏すれは、戸田か戰功を感し給ひ、, へきとおほしけれとも、時におひたる時雨の雲おほひつゝ、御なみたにむせひ給ひ、駒, 長・御猶子三好秀次を大將として、六萬餘兵を以て阿波國を攻させらるに、戸田氏繁, 賤のわかちもなく、左右前後より出あひうちかこみ、法花津の峯に引つゝひて、これは, さて何國へとてかと、なきかなしむ聲、哀といふも餘りあり、公廣卿はさらぬ躰を見す, 郡大川之城六萬石を賜ふ、天正十三年、秀吉四國退治として、御舍弟羽柴美作守秀, の行衞も見分給はす、駒も黒瀬の方を見かへり〳〵、しきりにいなゝけは、かゝる畜類, 一、戸田民部少輔氏繁は、太閤に仕へて、所々の戰場に譽を顯し、段々御取立、豫州喜多, り御舟にて九島の願成寺へあかり給ひ、御心靜に念佛しておはしけるこそあはれにもか, なしかりける、〓下, 同州宇和郡拾貳萬石ニ而、板嶋之城え所替被仰付、官位昇進して大名と御取立候はん, 戸田民部少輔始末之事, 〔燒殘反古〕3内閣文庫所藏, 〔燒殘反古〕, ○内閣文庫所藏, 戸田民部宇, 和郡ヲ領ス, 九島願成寺, ニ渡ル, トノ説, 天正十三年八月六日, ○八
割注
- ○内閣文庫所藏
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- 戸田民部宇
- 和郡ヲ領ス
- 九島願成寺
- ニ渡ル
- トノ説
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- 天正十三年八月六日
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- ○八
注記 (23)
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