『大日本史料』 11編 別巻1 p.75

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ふべし、かくの如き長き期間には、或ひは不注意のため、または他の理由によりて、多く, うち、一艘は激しき嵐と戰ひ、風息みしのちも怒濤荒れ狂ひて、終に船室まで入り、悉く, ひしはデウスの御慈悲にして、もししからずば、殊に夜中のことなりしが故に、疑も無く, 總ての人々を失ひしなるべし、かくして主の御惠により、幸に總ての苦難を凌ぎ、一五八, 諸人皆デウスに感謝を捧げたり、この船に於いて起りし最大の不幸は、一少年海に落ち、, を見ることを得ざりき、これより少しく前に、多數の重立ちたる人を同所より去らしめ給, これを破壞し去りたり、このとき、その甥と共に同所に在りし船長は流され、再びその姿, デウスの攝理により、偶然他の士官同所に來り、これを見て直ちに火を消し止めたれば、, 不慮の災〓の起ることは已むを得ず、その一例を掲ぐれば、同年ポルトガルに歸りし船の, 絶えず叫び續けて救助を求めたれども、そのとき船は帆を悉く張りて進みゐたれば、救助, すること能はざりしことなり、哀なる少年は、終に諸人の眼前にて溺死せり、但し、かく, き、不安に滿ちたる航行に於いて通常起る多樣の不幸に比すれば、甚だ些細なることと言, るゝこと能はざりしならん、海上に於ける火災は難破よりも更に怖るべきものなり、幸に, の如きことは、極めて廣大にして、未知のところ多く、困難なる通路少からざる海上の長, 船内ノ出火, 天正十年是歳, 七五

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  • 船内ノ出火

  • 天正十年是歳

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  • 七五

注記 (17)

  • 1003,613,62,2289ふべし、かくの如き長き期間には、或ひは不注意のため、または他の理由によりて、多く
  • 762,608,64,2299うち、一艘は激しき嵐と戰ひ、風息みしのちも怒濤荒れ狂ひて、終に船室まで入り、悉く
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