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して、なと窺さりしと、もし御とかめもありなんか、只窺ひ奉りて御旨にま, んと願ひけれとも、制禁ありし程に、是をゆるさす、女房此上はなにの爲に, はし候へと命下りしかは、女房限りなくよろこひて、秀家父子につれて、島, かするにしくはなしとて、窺ひけれは、女なれはくるしかるまし、島へつか, 去ぬ、其介の女房, 八郎か幼少にして、乳母に離れて、遙々島に赴く, は、此女房を目前にて見ころしなは、後に上にきこゑん時、不便におほしめ, をふかく泣悲しみ、徒跣にて官廳に詣り、しきりに八郎につれて、島に到ら, はれを故老に問に、澤橋兵太夫といふ者より起りたる事なり、豐臣太閤の, の如く、公けの官吏に付して、八丈が島へ達せしむ、翁、加賀にありし時、其い, 時、前田家の先祖大納言利家の女を、太閤養女とし、浮田秀家に嫁す、是秀家, の夫人なり、然るに、慶長年中、關原師散して後、秀家は石田方の渠魁たれは, 死罪に處せらるへかりしを、島津家の乞哀によりて、死一等を減して、秀家, 并に其子八郎、八丈島へ竄逐せらる、八郎に乳母ありけるに、是はとくに逃, へ赴きけり、其時三歳になりし子を抱き、浮田家の夫人のもとへ來て、自は, いきてあらんとて、すてに自殺せんとするを、官吏おさへて、さて議しける, といふ、, 俗にさ, 澤橋氏, 哀訴シテ, 郎ノ乳母, 母幕府一, 秀家ノ夫, 八丈島二, 宇喜多八, 八郎ノ乳, 從行ス, 其由來, 人前田氏, 乳母己ノ, 慶長十一年四月是月, 五六
割注
- といふ、
- 俗にさ
頭注
- 澤橋氏
- 哀訴シテ
- 郎ノ乳母
- 母幕府一
- 秀家ノ夫
- 八丈島二
- 宇喜多八
- 八郎ノ乳
- 從行ス
- 其由來
- 人前田氏
- 乳母己ノ
柱
- 慶長十一年四月是月
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- 五六
注記 (32)
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