『大日本史料』 12編 7 慶長十五年閏二月~同十六年三月 p.522

Loading…

要素

頭注ノンブル

OCR テキスト

つるやらん、昔保昌座に兄弟の上手の大夫侍りき、兄は關東に有し留主に、, よりめし有て登城有、しはらく有て御歸りなされしに、なにの御用にろと、, り感〓雨のことくこほし侍りき、物の上手と名人と替りめは有物なりと, をつく〳〵と見侍しに、いつともなく額をたゝみに近くして、こゑたてゝ, の心も存せほ候し、但、此能に付ては、昨日のことく幽玄にまはすはやさす, 各たつね申せしかは、昨日の御能のうちに、少進法印せられし舟辨慶のく, 弟の大夫勸進能仕るに、此能のくせまひ更にうきくとまはす、三段めに, いふかしく思ひ、其故をとはんとてめしゝと仰ありし程に、いや〳〵なに, 手を膝にあけ、かたぬけたる頭をふりあをのきたるかほをみれは、兩眼よ, はえほめ申さす、のんどにてすきまもなく感し、打終らせ給ひて、つきたる, とうけたまはり置候へしか、もし思はすに愚顏に出候を、御見付なされ候, 心に思ひしり侍りき、又、石井了運と云太皷打參りてありしに、俄に關白殿, せ舞面白、笛皷のりて萬人ほめけるに、其方はかりほめぬかほにて有しを, 義經の前に跪、しはらくなき、立あかり殘る二段をまひ和歌をあけしを、棧, 敷芝居の見物上手とてほめける也、東國の兄傳へ聞て悦喜し、但、をのがせ, 能, 亂舞ノ堪, 上手ト名, 人, 慶長十五年八月二十日, 五二二

頭注

  • 亂舞ノ堪
  • 上手ト名

  • 慶長十五年八月二十日

ノンブル

  • 五二二

注記 (21)

  • 484,632,77,2233つるやらん、昔保昌座に兄弟の上手の大夫侍りき、兄は關東に有し留主に、
  • 1187,622,75,2238よりめし有て登城有、しはらく有て御歸りなされしに、なにの御用にろと、
  • 1416,609,80,2232り感〓雨のことくこほし侍りき、物の上手と名人と替りめは有物なりと
  • 1775,609,70,2206をつく〳〵と見侍しに、いつともなく額をたゝみに近くして、こゑたてゝ
  • 716,623,79,2222の心も存せほ候し、但、此能に付ては、昨日のことく幽玄にまはすはやさす
  • 1070,616,75,2230各たつね申せしかは、昨日の御能のうちに、少進法印せられし舟辨慶のく
  • 361,621,86,2236弟の大夫勸進能仕るに、此能のくせまひ更にうきくとまはす、三段めに
  • 836,633,73,2219いふかしく思ひ、其故をとはんとてめしゝと仰ありし程に、いや〳〵なに
  • 1536,613,82,2226手を膝にあけ、かたぬけたる頭をふりあをのきたるかほをみれは、兩眼よ
  • 1657,624,72,2211はえほめ申さす、のんどにてすきまもなく感し、打終らせ給ひて、つきたる
  • 601,628,80,2230とうけたまはり置候へしか、もし思はすに愚顏に出候を、御見付なされ候
  • 1302,621,77,2225心に思ひしり侍りき、又、石井了運と云太皷打參りてありしに、俄に關白殿
  • 950,624,76,2222せ舞面白、笛皷のりて萬人ほめけるに、其方はかりほめぬかほにて有しを
  • 243,629,88,2227義經の前に跪、しはらくなき、立あかり殘る二段をまひ和歌をあけしを、棧
  • 125,631,85,2219敷芝居の見物上手とてほめける也、東國の兄傳へ聞て悦喜し、但、をのがせ
  • 925,250,40,40
  • 968,247,45,173亂舞ノ堪
  • 1441,250,38,163上手ト名
  • 1395,244,39,40
  • 1886,678,49,428慶長十五年八月二十日
  • 1908,2417,47,121五二二

類似アイテム