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居ても心ならす、燒飯を拵へ、左右に入、腰に付、清洲の高廊下に行て咳をす, 燒飯をさし出せは、美味そふに、大きなる物を、一呑に二呑にしてまいる、爰, せしそ、信長樣清洲に御座有し時、夜詰長くて、寒からすひたるからず、内に, 之助、そちは年寄たる身か方へ、遙々と音つれたるきとく者哉、神妙の若者, にも壹ツ有、是は身か喰ずと存て持參りたるか、是をも御まいりやれと云, れは、不斷の事にて、聲を聞知、かけ出て、來たかと申さるゝ、是を參りあれと、, にて、殿も懇に使はるゝと聞むと思ひたるか、左樣のたり言をあの〓切と, へば、又呉れるかと、嬉けに、手を合せて拜まぬ計の事共也し、是等を始とし, て、身共か體より、主を大事とした事、百も千もかそへかたし、功勞眞切の談, の合點よき若者なれは、能我いふ所を聞て、〓切とのに申すへし、此次手に、, のかいへば迚、三里四里の此方へ、能も〳〵も、言て來る事よと、或は忿り、或, は笑ひける、縫殿介急度申けるき、殿の御意なれはこそ遙々參り申候得、誰, 〓切とのゝ耻を語て聞せん、茂助との迚、尾州にて、小身の時より、我は奉公, を物語して、夫をさて身の暖まる程打忘れ、二ケ國取て、たゝ二百石くれ置, か申せはとて可參哉と、ゐんきんに申けれは、源右衞門、さあらす、そちは物, ノ奉公振, 源右衞門, 〓切との, 慶長十六年六月十七日, 三一八
頭注
- ノ奉公振
- 源右衞門
- 〓切との
柱
- 慶長十六年六月十七日
ノンブル
- 三一八
注記 (20)
- 904,626,67,2226居ても心ならす、燒飯を拵へ、左右に入、腰に付、清洲の高廊下に行て咳をす
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