『大日本史料』 12編 11 慶長十八年三月~同年九月 p.147

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き事も有しやうに覺へ侍るも、老の物わすれ、かたはし計覺へたるかきり, をなとか免れさらんと、今更に命さへをしまれ侍ると語りて、〓を流す程, に、後夜の鐘をつきけれは、堂に上りぬ、其後、彼か事を知たる者に、定西法師, かりし事ともかなと思ひ出て、彼法師か、又人ニもらすなと口かためし事, 我を尋へからすとで歸しけり、是より、關東には、善知識の數多有由聞しか, は、鉢をひらき、乞食して今爰に下り、靈岸上人の勸に預り、一心不亂に念佛, 如來の御誓たのもしく、今一日もなからへて、念佛の功も積りなは、無間業, か俗名は何と言し、何の志摩守とやらん申侍りし、名字は忘れ侍りぬとそ, し侍る、彼石見守、其外子共に至迄、隨分囘向し侍れとも、かの日頃の罪障を, 道を免れ侍るやらん、石見守はつゐに見へ侍らす、我一日出家の功徳、彌陀, 免れんとも思ひ侍らす、我娘は其後夢にも見へ侍るか、常の姿なれは、畜生, なれと、今はなき世の昔し語りになりぬれは、筆にとゝめ侍る、いまた委し, 聞へける、夫より、我上方へ上りて今廿五年、古き物語求てみつるに、あやう, 汝は國へ歸り、此由をいへ、いまた殘りたる家財を、親類にとらすへし、再ひ, との有しを、布施に上、我下人三人有しに、いまた金銀の少し有しを取らせ, 靈巖上人, ノ弟子ト, ナル, 慶長十八年四月二十五日, 一四七

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  • 靈巖上人
  • ノ弟子ト
  • ナル

  • 慶長十八年四月二十五日

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  • 一四七

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  • 299,678,59,2206き事も有しやうに覺へ侍るも、老の物わすれ、かたはし計覺へたるかきり
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