Loading…
要素
ノンブル
OCR テキスト
か、こたへたるき、こなたに喰れけるといゝたる間、一坐の相客衆も、是きと, 吹返しの處を切込しか、先き大力にて組討に成しか、我組敷れたるによつ, て助る事き成まじきそ、誰にみせて功をあらわす事も成ましき程に、我と, 其方和睦せは、重て我等證人に成、今の手からをあらりすべきそといゝ, 手前の坊主を進し申義、何よりも〓て安き御事に候、御用の樣子いかやう, 部頭は御亭主へ望まれたるき、只今椽を御拭はせ候御坊主を、我等に下さ, て、某申すは、我等は井伊掃部頭也、今其方我をうちとりなは、いよ〳〵も〓, 興をさましたれは、掃部頭申たるき、成ほとたしかに覺へたり、さて〳〵久, か疵き誰に喰れたそと問ひ玉へは、坊主振向て、掃部頭をきつと見たりし, しくて逢申たると宣ふ、坊主は椽をふきしまひけれき勝手へと入たり、掃, り敵落行候處り、壹人吾等より合せ、太刀打いたし候時に、我等先を太刀付、, の譯にて御さ候や、樣子承はらす候はでき、進しか手候と申されたる、其と, れ候やうにと申さるゝき、亭主聞れ、不審におもはれ、早々座しきへ出られ、, き掃部頭、御不審尤至極にて候、咄し可申候、大坂落城追討のみきり、城内よ, れは、彼もの聞て、扨も掃部頭殿にて候歟、我等き寄武者の事なれば、此場に, 元和元年五月七日, 八四八
柱
- 元和元年五月七日
ノンブル
- 八四八
注記 (17)
- 1659,654,60,2211か、こたへたるき、こなたに喰れけるといゝたる間、一坐の相客衆も、是きと
- 606,642,61,2214吹返しの處を切込しか、先き大力にて組討に成しか、我組敷れたるによつ
- 374,646,60,2214て助る事き成まじきそ、誰にみせて功をあらわす事も成ましき程に、我と
- 260,643,59,2209其方和睦せは、重て我等證人に成、今の手からをあらりすべきそといゝ
- 1074,641,63,2224手前の坊主を進し申義、何よりも〓て安き御事に候、御用の樣子いかやう
- 1308,642,63,2222部頭は御亭主へ望まれたるき、只今椽を御拭はせ候御坊主を、我等に下さ
- 492,644,57,2219て、某申すは、我等は井伊掃部頭也、今其方我をうちとりなは、いよ〳〵も〓
- 1544,646,59,2219興をさましたれは、掃部頭申たるき、成ほとたしかに覺へたり、さて〳〵久
- 1773,657,62,2208か疵き誰に喰れたそと問ひ玉へは、坊主振向て、掃部頭をきつと見たりし
- 1425,646,63,2223しくて逢申たると宣ふ、坊主は椽をふきしまひけれき勝手へと入たり、掃
- 725,642,60,2234り敵落行候處り、壹人吾等より合せ、太刀打いたし候時に、我等先を太刀付、
- 958,648,62,2214の譯にて御さ候や、樣子承はらす候はでき、進しか手候と申されたる、其と
- 1193,645,59,2231れ候やうにと申さるゝき、亭主聞れ、不審におもはれ、早々座しきへ出られ、
- 842,643,60,2217き掃部頭、御不審尤至極にて候、咄し可申候、大坂落城追討のみきり、城内よ
- 142,656,60,2196れは、彼もの聞て、扨も掃部頭殿にて候歟、我等き寄武者の事なれば、此場に
- 1893,716,46,341元和元年五月七日
- 1890,2455,38,118八四八







