Loading…
要素
頭注ノンブル
OCR テキスト
せしは木村長門守重成也、右の如く殘名の英雄、國々ニ忍ひて秀頼君を守, 立んと、各肺肝を碎きたれとも、徳川公の天下磐石の如く、寛仁四海にしき、, にも象棋を好たる者ありて、件の下部を招きて、日夜象棋をさし心易くな, 云るは、扨も此年月いとふんころニ憐み給はりし深切忘れ難し、然るニ我, り、互ニ念比ニて、一とせ餘りも斯て在しとそ、ある日例の下部來りて密ニ, 扨前の木下ニ住める稀人の話ニ付て、猶勘ケ由か物語れなは、薄田隼人抔, 御餘波なり、此程の御懇篤謝するに盡せす、御厚恩ニめてゝ、我實を明し申, も一度落來りし也、是は慥ニ證據あり、元和の比、鹿兒島の城下ニ酒造あり, 首をもつて敵を欺き、立退し宗徒の士多し、其中ニ哀れなるかな、實ニ討死, 去あたよ子細出來りて、此地ニ止り難し、今別れ參らすれは、もはや今生の, く、一人の下部を酒次ニとて抱置けるか、彼下部常々象棋を好たるに、藩士, 今一度世ニ出し申さんと、眞田後藤等を始め、再興を約盟し、何れも討死贋, したる薄田隼人兼佐がなれる果ニて候へき、大坂落城の砌、何卒秀頼君を, 也、我こそは大坂の役に、穢多か崎ニて討死を遂しとて、關東を欺き身を隱, 大御所の御在世よりも、なを靜謐ニ治りて、中々事を起す便もあらされは, 鹿兒島二, 薄田兼相, 遁ル, 元和元年五月八日, 二一〇
頭注
- 鹿兒島二
- 薄田兼相
- 遁ル
柱
- 元和元年五月八日
ノンブル
- 二一〇
注記 (20)
- 380,646,73,2221せしは木村長門守重成也、右の如く殘名の英雄、國々ニ忍ひて秀頼君を守
- 263,642,72,2230立んと、各肺肝を碎きたれとも、徳川公の天下磐石の如く、寛仁四海にしき、
- 1442,630,66,2224にも象棋を好たる者ありて、件の下部を招きて、日夜象棋をさし心易くな
- 1205,628,69,2228云るは、扨も此年月いとふんころニ憐み給はりし深切忘れ難し、然るニ我
- 1325,628,66,2217り、互ニ念比ニて、一とせ餘りも斯て在しとそ、ある日例の下部來りて密ニ
- 1793,625,65,2225扨前の木下ニ住める稀人の話ニ付て、猶勘ケ由か物語れなは、薄田隼人抔
- 971,630,66,2231御餘波なり、此程の御懇篤謝するに盡せす、御厚恩ニめてゝ、我實を明し申
- 1676,628,65,2228も一度落來りし也、是は慥ニ證據あり、元和の比、鹿兒島の城下ニ酒造あり
- 500,635,68,2226首をもつて敵を欺き、立退し宗徒の士多し、其中ニ哀れなるかな、實ニ討死
- 1088,633,68,2220去あたよ子細出來りて、此地ニ止り難し、今別れ參らすれは、もはや今生の
- 1560,623,64,2227く、一人の下部を酒次ニとて抱置けるか、彼下部常々象棋を好たるに、藩士
- 617,632,67,2229今一度世ニ出し申さんと、眞田後藤等を始め、再興を約盟し、何れも討死贋
- 737,637,65,2223したる薄田隼人兼佐がなれる果ニて候へき、大坂落城の砌、何卒秀頼君を
- 852,634,67,2226也、我こそは大坂の役に、穢多か崎ニて討死を遂しとて、關東を欺き身を隱
- 145,644,74,2225大御所の御在世よりも、なを靜謐ニ治りて、中々事を起す便もあらされは
- 1794,251,40,162鹿兒島二
- 1836,249,42,175薄田兼相
- 1748,253,41,76遁ル
- 1909,693,47,337元和元年五月八日
- 1916,2438,42,115二一〇







