『大日本史料』 12編 32 元和五年十一月~同年十二月 p.335

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に祈れり、總ての人に仕へ、總ての人を教化せしなり、, たる龜鑑の數々は、多くの齡を重ね、經驗に富める人よりは、寧ろ才覺ある, 高潔の人に於て見らるべきものなりき、彼は夜中目覺むれば、直に造物主, 六十歳なり、長崎に在りし時、我等の手にて、基督教信者となれり、彼の示し, 悲慘は淺ましき人の常なり、此度の殉教者は十二名あるべきに、頭上より, て曰く、汝常に神の恩寵の裡に生きんことを心せよ、神の授け給ひし子は, を冀ふ、獄舍は我にとりて現世の樂園なり、汝我が意のある所を知れと、, 妻を逐ひかへし、我汝を〓み賤しむが故に、爾後食物を持ち來るとも顧み, 墮したるを見て、半ば恐れ戰き、半ば義憤に燃えて、獄舍に馳せ行き、夫の顏, 彼は身體強健ならず、常に病に惱めり、平常殉教の念に心を焦し、妻に語り, 其榮冠を〓奪せられたる者一名あり、此者は久遠よりも一時を重んぜし, を見るや、其腑甲斐なき、さもしき心底を難詰せり、夫は憤怒に顏を赤らめ、, イワナガ・ヂョヴァンニは、千々石といふ城のある高來の國のものなり、年, 神の爲めに育てよ、假令奉行、我を釋すとも、我は獄舍の一隅に留らんこと, 者なりしかども、其妻は聖善なる信者なりき、夫の心動きて、既に偶像教に, 教者, いわなが, ぢょうあ, 一名ノ棄, んに, 元和五年是歳, 三三五

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  • 教者
  • いわなが
  • ぢょうあ
  • 一名ノ棄
  • んに

  • 元和五年是歳

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  • 三三五

注記 (22)

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  • 1205,635,61,2190たる龜鑑の數々は、多くの齡を重ね、經驗に富める人よりは、寧ろ才覺ある
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