『大日本史料』 12編 35 元和六年是歳~元和六年雑載 p.93

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開き、これによりて船を人家の軒下にまで運びたり、この方面に在る人家は、總て王侯等, りしなり、かくも功勞多き教會の人を慰むるに相應しきフェルナンデツは、二人を犒ひて, と足頸とは斷ち切られ、膝より下の腱は鋸にて引かれ、全くの癈人なれども、この地のキ, 美なると、住民の數頗る多きとにより、日本最大の都市の一なり、日本全土の政務の出づ, 手にかゝり、絶えず苛責を受けつゝあるかの如く、寛仁と剛毅とを以て、かゝる大なる痛, リスト教徒を支ふる二本の支柱なりき、信徒等は、擧りて二人の許に馳せ集り、神を語る, 仰の證據として、仁愛の爲めに生命を捧ぐる、かくの如き至上の善事を爲すことを怠らざ, るを毫も苦とせず、その心惠まれたるが如くなりき、彼等が口を開かずとも、現に獄卒の, 蹟の聖寵により、又數に於いては、新に多くの未信者をして、改宗せしむることによりて、, 大いにその量を殖やすことを得たり、駿河に於いては、二人の尊きキリストの告解者を見, 苦に堪ふる彼等の樣を眼のあたりに見るのみにても、少からざる教訓なりき、二人は、信, 後、江戸に赴けり、江戸は前に述べし如く、將軍の王宮にして、建物の莊麗なると、宮廷の華, る港にして、又その階段なり、極めてよく整へられ、四筋の道路毎に、海は各一筋の運河を, 出して、この上なき慰を得たり、この二人は、往年の迫害に生き長らへたる者にして、手頸, 彼等の言葉を聽けり、彼等が平靜なる精神を以て、神を語る樣は、宛もその身體の悲慘な, 江戸ノ状, 駿河ノ状, 況, 況, 元和六年是歳, 九三

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  • 江戸ノ状
  • 駿河ノ状

  • 元和六年是歳

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  • 九三

注記 (21)

  • 304,619,57,2188開き、これによりて船を人家の軒下にまで運びたり、この方面に在る人家は、總て王侯等
  • 758,621,58,2184りしなり、かくも功勞多き教會の人を慰むるに相應しきフェルナンデツは、二人を犒ひて
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