『大日本史料』 12編 45 元和八年六月~同年七月 p.312

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來の露を含みて、燃上るには相當の時間を要せり、聖人等を窒息せしむる程の煙は一面, の身悶へするや否やは何ら採るに足らざる事なりと雖も〔假令靈魂は其の用意ありと, られしが、其身體を縛せらるゝ事無く、繩は恒の如くさして強く縛せらるゝ事も無かり, 上の場所に積まれし薪に火は點ぜられたり、されど前日の午後稍こ雨降り、加ふるに夜, 垂れ、息絶ゆるに至る迄身悶へすらせざりしが、そは主の攝理なりき、何となれば、彼, りたり、而して刑柱と刑柱との間は、約一尋半の間隔ありたり、聖人等の周圍一尋半以, に共に在れば、何物か〓るゝに足らんや、と、次いで聖なるフライ・ペドロは稍こ頭を, レ・フライ・ルイスは彼に向ひて、曰く、パードレよ、貴下は何をか言ひ給ふ、我等茲, に立籠めたり、聖なるフライ・ペドロは其の煙と燃えつゝある〓に苦しみて曰く、我が, も、肉體は遂には其の機能を果し且つ弱き物なれば〕、異教徒等は其の無謀なる見解に, 聖なるパードレ・アウグスティンよ、此の最期に臨みて我を救ひ給へ、と、次でパード, き、三聖人は整然と一列に竝び居りしが、我等の聖なるフライ・ペドロは其の中央に在, 聲を張上げたれば、彼等も之を耳にせり、三聖人は、一本の繩をもて刑柱に緩かに縛せ, 依り、志操の點に關して些かなりとも弱點を捉へ、好機を見ては罵詈するを常とするを, 刑初マル, 三聖人ノ火, つにがトふ, ろれすノ對, 繩ハ緩ナリ, 話, 元和八年七月十三日, 三一二

頭注

  • 刑初マル
  • 三聖人ノ火
  • つにがトふ
  • ろれすノ對
  • 繩ハ緩ナリ

  • 元和八年七月十三日

ノンブル

  • 三一二

注記 (22)

  • 1176,670,68,2249來の露を含みて、燃上るには相當の時間を要せり、聖人等を窒息せしむる程の煙は一面
  • 466,676,67,2236の身悶へするや否やは何ら採るに足らざる事なりと雖も〔假令靈魂は其の用意ありと
  • 1645,681,65,2233られしが、其身體を縛せらるゝ事無く、繩は恒の如くさして強く縛せらるゝ事も無かり
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