『大日本維新史料 編年之部』 2編 1 安政1年1月~同年1月20日 p.111

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申候て。船之第一番之上へ出たり。, なあきれたるはかり也。, 潮の〓くのけ出て。三本之帆はくしらへ上りたり。, 士とにて彈たり。, たひ令くて。將士なるへく。劍を拔て。一聲を發して。差圖すると。四百人はかり之軍卒共。, いさこなたへと申候, も肥前守も並ひて。こしのけをすへたり。御目付其外之人々も。そこに同しく居たり。使節一, 〓。軍將の部やえ通した〓。こゝにも。如前床をまうけ。こゝは。さらさの蒲團を敷た〓。, 帆桁を東西え, 二階へ上りたるに。使節みつのらこしのけを取て。わの手をとり。こしをのけさせ。みつから, 此時も。一聲もものいふものなく。口ふへの如き聲の笛をふく也。其時二十八間もあ, こゝにて。琴を十三才八ケ月とかいふ童子と。將, るほはしらへ上り候〓。みな帆つな繩はくこを傳へ上り候。其早き〓〳〵。可譬ものなく。, 軍將といへ共學問するとみえ。書籍夥。こゝはかりに。火はちの如きもの有。, こリゝに〓, 此童子の父は。海, 奔走し。帆つなに傳はり。上下するさまは。全くに蜘の如し。みる〳〵帆をのけ。帆を收めた, 〓。, たはこをのむ場所有て。キヤマンのさらに。水をいれ。其所に燈を置。夫にてのむ也。夫故に。鼻たはこといひて, いのにせむと。おもふはのりニな。家來共之内には。驚たるも有也, 檣百九十尺有。日本之曲尺と同し。尤十二に割たるも, をふき候と。大勢出て。悉に仕舞。たゝミ夫をわきはさみ引〓。ミな悉節度有と也。, 此時前後三艘之ふ手みな同し。このまゝにて。大洋に走出たらは。, 師をつれ行て。圖をとらせたわ。詳なるは夫ニる可知一, 帆つなに。襦袢の〓きもの。のけ有。夫をのた附るを。庫之助みたるに。將士出て。笛, 火を, きれいにて。極, て押と。からくり有て。聲を發する也。ヲロコルの音の如し。譜有。, のなれは。一寸は短し。高サ百九十尺ニあ。日本之二十, こゝにも二階有。これ共には。五段なるへし。參る度ニ画, 箱に段々有て。下之段に。〓牙の手札の大サなるものを並へ。夫を指に, 八間余な, やはらの也, 禁す, これ夥火藥を貯置ば也。火藥所は。決あミせぬ也, るへし, 鼻へたはこを押こみてのく也。臺所なと。惣銅はり也, る〓甚し。使節其外之所に。極寒といへ共火なし。され共。三四月之暖氣の〓くに。仕のけたるもの也。烟草盆なし。, 至, たはこをのむ場所有て。キヤマンのさらに。水をいれ。其所に燈を置。夫にてのむ也。夫故に。鼻たはこといひて。, 〓, 少年ノ彈琴, ヲ聞ク, 安政元年正月四日, 一一一

割注

  • いのにせむと。おもふはのりニな。家來共之内には。驚たるも有也
  • 檣百九十尺有。日本之曲尺と同し。尤十二に割たるも
  • をふき候と。大勢出て。悉に仕舞。たゝミ夫をわきはさみ引〓。ミな悉節度有と也。
  • 此時前後三艘之ふ手みな同し。このまゝにて。大洋に走出たらは。
  • 師をつれ行て。圖をとらせたわ。詳なるは夫ニる可知一
  • 帆つなに。襦袢の〓きもの。のけ有。夫をのた附るを。庫之助みたるに。將士出て。笛
  • 火を
  • きれいにて。極
  • て押と。からくり有て。聲を發する也。ヲロコルの音の如し。譜有。
  • のなれは。一寸は短し。高サ百九十尺ニあ。日本之二十
  • こゝにも二階有。これ共には。五段なるへし。參る度ニ画
  • 箱に段々有て。下之段に。〓牙の手札の大サなるものを並へ。夫を指に
  • 八間余な
  • やはらの也
  • 禁す
  • これ夥火藥を貯置ば也。火藥所は。決あミせぬ也
  • るへし
  • 鼻へたはこを押こみてのく也。臺所なと。惣銅はり也
  • る〓甚し。使節其外之所に。極寒といへ共火なし。され共。三四月之暖氣の〓くに。仕のけたるもの也。烟草盆なし。
  • たはこをのむ場所有て。キヤマンのさらに。水をいれ。其所に燈を置。夫にてのむ也。夫故に。鼻たはこといひて。

頭注

  • 少年ノ彈琴
  • ヲ聞ク

  • 安政元年正月四日

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  • 一一一

注記 (45)

  • 1864,598,57,858申候て。船之第一番之上へ出たり。
  • 1053,599,50,565なあきれたるはかり也。
  • 1401,598,57,1209潮の〓くのけ出て。三本之帆はくしらへ上りたり。
  • 245,595,58,418士とにて彈たり。
  • 1515,598,58,2224たひ令くて。將士なるへく。劍を拔て。一聲を發して。差圖すると。四百人はかり之軍卒共。
  • 824,2329,56,510いさこなたへと申候
  • 1635,599,59,2219も肥前守も並ひて。こしのけをすへたり。御目付其外之人々も。そこに同しく居たり。使節一
  • 704,599,60,2191〓。軍將の部やえ通した〓。こゝにも。如前床をまうけ。こゝは。さらさの蒲團を敷た〓。
  • 1050,2516,56,320帆桁を東西え
  • 1748,604,58,2236二階へ上りたるに。使節みつのらこしのけを取て。わの手をとり。こしをのけさせ。みつから
  • 1279,770,60,2069此時も。一聲もものいふものなく。口ふへの如き聲の笛をふく也。其時二十八間もあ
  • 355,1638,59,1204こゝにて。琴を十三才八ケ月とかいふ童子と。將
  • 1164,596,58,2242るほはしらへ上り候〓。みな帆つな繩はくこを傳へ上り候。其早き〓〳〵。可譬ものなく。
  • 585,874,59,1863軍將といへ共學問するとみえ。書籍夥。こゝはかりに。火はちの如きもの有。
  • 1875,2632,34,202こリゝに〓
  • 245,2406,57,432此童子の父は。海
  • 939,598,58,2243奔走し。帆つなに傳はり。上下するさまは。全くに蜘の如し。みる〳〵帆をのけ。帆を收めた
  • 841,595,29,73〓。
  • 453,597,46,2211たはこをのむ場所有て。キヤマンのさらに。水をいれ。其所に燈を置。夫にてのむ也。夫故に。鼻たはこといひて
  • 1032,1192,46,1293いのにせむと。おもふはのりニな。家來共之内には。驚たるも有也
  • 1429,1813,45,1024檣百九十尺有。日本之曲尺と同し。尤十二に割たるも
  • 807,676,47,1609をふき候と。大勢出て。悉に仕舞。たゝミ夫をわきはさみ引〓。ミな悉節度有と也。
  • 1077,1182,45,1295此時前後三艘之ふ手みな同し。このまゝにて。大洋に走出たらは。
  • 1847,1473,46,1059師をつれ行て。圖をとらせたわ。詳なるは夫ニる可知一
  • 853,666,44,1640帆つなに。襦袢の〓きもの。のけ有。夫をのた附るを。庫之助みたるに。將士出て。笛
  • 620,2758,39,78火を
  • 620,596,40,277きれいにて。極
  • 227,1035,45,1297て押と。からくり有て。聲を發する也。ヲロコルの音の如し。譜有。
  • 1384,1824,46,1011のなれは。一寸は短し。高サ百九十尺ニあ。日本之二十
  • 1893,1472,47,1136こゝにも二階有。これ共には。五段なるへし。參る度ニ画
  • 272,1025,46,1384箱に段々有て。下之段に。〓牙の手札の大サなるものを並へ。夫を指に
  • 1311,598,43,167八間余な
  • 573,598,41,217やはらの也
  • 572,2756,42,80禁す
  • 342,596,45,958これ夥火藥を貯置ば也。火藥所は。決あミせぬ也
  • 1270,602,35,125るへし
  • 386,596,45,1015鼻へたはこを押こみてのく也。臺所なと。惣銅はり也
  • 499,600,48,2234る〓甚し。使節其外之所に。極寒といへ共火なし。され共。三四月之暖氣の〓くに。仕のけたるもの也。烟草盆なし。
  • 736,2802,39,32
  • 454,601,46,2208たはこをのむ場所有て。キヤマンのさらに。水をいれ。其所に燈を置。夫にてのむ也。夫故に。鼻たはこといひて。
  • 696,2804,38,30
  • 393,225,43,214少年ノ彈琴
  • 351,228,40,117ヲ聞ク
  • 133,698,50,357安政元年正月四日
  • 130,2359,52,113一一一

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