『大日本古文書』 幕末外国関係文書 44 万延1年11月 p.84

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し、民心を安んし、徐ろにこれを導かハ、其内には交易の道漸くに折合ひ、物價平準を得、, 舊來之俗隨て變革し、衆人悉く外國との交盛んならんことを希ふにいたらん、然ル上に兩港, も亦計り難し、是を以當今之勢その程能き處置を考るに、暫く他の二の開港等の期限を緩く, 中、西海岸・兵庫之開港と江戸・大坂に商業を營むとの約を見てハ、いまた其期に至らさるも各, の常なれハ強てこれを遂んとせは、遂に一時人心に激するの餘り、如何の變を釀し成んこと, 安んせんめんこと、尤容易からさるに、右等の弊害既二國内に遍けれは、兼て觸示せし條約, く、時を空工ふすることを惜ます、功を成すの時を樂むこと、謀ある取扱之非すとはいわれ廿, 兩都を開かんは、いとやすき理りなり譬へハ海に航するものゝ逆風を避て順風を待つかこと, 暫く現在の憂苫を忍はしめんことは、政府おゐても、甚處置しかたく只眼前を樂めるは愚民, し、一體時至るを竢てこれを行へハ、力を勞せすして速に驗を見るへく、迫りてこれを強ろ, 時は、理正しといへとも患果して後に從ふは、凡そ事理の自然にして、人より勸むることは, 眉をひそめて預めこれを憂るにいたれり、此時に當りて、人ことに後來之利盆あるを曉して, くその情理に從ひ迫りて勸むることなく、時いたりて自から進むの期を待たんこと、既前條, 既二長崎・箱館・神奈川の三港にて互市するすら如此の形勢なれは、此上兩都兩港を開かんには國内必用, 何事もあしゝと覺へ、己かより進む業はなへてよろしと心得るも、亦人情の常態なれは、姑, の品其價彌沸騰して至り止る處なく其成行如何ならんと」(懸紙二テ抹, 何事もあしゝと覺へ、己かより進む業ハなへてよろしと心得るも、亦人情の常態なれは、姑, くその情理に從ひ迫りて勸むることなく、時いたりて自から進むの期を待たんこと、既前條, 時は、理正しといへとも患果して後に從ふは、凡そ事理の自然にして、人より勸むることは, ヲ憂慮スル, 延シ交易ノ, 生ズルヤ干, 開港開市ヲ, 故萬人開港, 開市ノ規定, 計リ難シ, 國内二遍キ, 人心激〓ノ, 二至ル, 發達ヲ待ツ, 交易ノ弊害, 方然ルベシ, 餘如何ノ變, 萬延元年十一月, 八四

割注

  • 何事もあしゝと覺へ、己かより進む業ハなへてよろしと心得るも、亦人情の常態なれは、姑
  • くその情理に從ひ迫りて勸むることなく、時いたりて自から進むの期を待たんこと、既前條
  • 時は、理正しといへとも患果して後に從ふは、凡そ事理の自然にして、人より勸むることは

頭注

  • ヲ憂慮スル
  • 延シ交易ノ
  • 生ズルヤ干
  • 開港開市ヲ
  • 故萬人開港
  • 開市ノ規定
  • 計リ難シ
  • 國内二遍キ
  • 人心激〓ノ
  • 二至ル
  • 發達ヲ待ツ
  • 交易ノ弊害
  • 方然ルベシ
  • 餘如何ノ變

  • 萬延元年十一月

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  • 八四

注記 (35)

  • 1099,690,54,2196し、民心を安んし、徐ろにこれを導かハ、其内には交易の道漸くに折合ひ、物價平準を得、
  • 977,693,54,2232舊來之俗隨て變革し、衆人悉く外國との交盛んならんことを希ふにいたらん、然ル上に兩港
  • 1220,682,56,2237も亦計り難し、是を以當今之勢その程能き處置を考るに、暫く他の二の開港等の期限を緩く
  • 1709,687,54,2235中、西海岸・兵庫之開港と江戸・大坂に商業を營むとの約を見てハ、いまた其期に至らさるも各
  • 1341,689,57,2236の常なれハ強てこれを遂んとせは、遂に一時人心に激するの餘り、如何の變を釀し成んこと
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