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いふ。幕府は百姓が擅に移住するを制限し、都市よりの歸村を奬勵し、後には強, る爲、上田すら荒廢に至つた事情を述べて、, の懸隔は貨幣經濟の侵入に依り愈〻甚だしくなり、田地の兼併は盛んに行はれ、富, 之困窮に相成候故、他人に遣し度存候ても、もらひ人無之、無是非右之上田へ金, 農家珍寶之如く、實之上田と尊び大切に仕候由之所、寛永年中御繩入以來、大抵, 制的に所謂人返しの方法を行つたが、實效は少かつた。斯かる農村勞働力の減, 惡田のみを耕作しやがては苛重なる負擔に壓せられ、耕作を放棄して田地を荒, 農は負擔の輕い良田を集めるに至つた。而して一般多數の貧農は、負擔の重い, 五割増にも相成候歟之由申傳候。依て件之上田所持之輩、一向利徳無之、民間, 退は、必然的に第二の現象たる田畑の荒廢を惹起すると共に、農村に於ける貧富, 子を添て讓り申事に成行候。乍去上田讓り受候程之百姓、是又極窮者に候間, 廢に歸せしめたのである。水戸藩の高野昌磧は「富強六略」に於いて、負擔過重な, 上田と申は、大〓水旱の患に逢はず、膏腴之地にて熟作仕候場所に候間、其昔は, 後之苦痛を不顧、當分之金子見込みもらひ取候故、右申上候通無據散田に作り, 廢, 耕地の荒, 第二編封建制度の分解, 三四六
頭注
- 廢
- 耕地の荒
柱
- 第二編封建制度の分解
ノンブル
- 三四六
注記 (18)
- 1709,591,71,2252いふ。幕府は百姓が擅に移住するを制限し、都市よりの歸村を奬勵し、後には強
- 936,583,62,1197る爲、上田すら荒廢に至つた事情を述べて、
- 1377,583,70,2265の懸隔は貨幣經濟の侵入に依り愈〻甚だしくなり、田地の兼併は盛んに行はれ、富
- 464,644,66,2200之困窮に相成候故、他人に遣し度存候ても、もらひ人無之、無是非右之上田へ金
- 702,640,66,2204農家珍寶之如く、實之上田と尊び大切に仕候由之所、寛永年中御繩入以來、大抵
- 1599,583,70,2265制的に所謂人返しの方法を行つたが、實效は少かつた。斯かる農村勞働力の減
- 1154,570,72,2274惡田のみを耕作しやがては苛重なる負擔に壓せられ、耕作を放棄して田地を荒
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- 1043,574,71,2269廢に歸せしめたのである。水戸藩の高野昌磧は「富強六略」に於いて、負擔過重な
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