Loading…
要素
割注頭注ノンブル
OCR テキスト
くはしく見るに、石の筐一つを埋たり、とりいだして、人々集り開きみるに、, 見へたり、後撰集十七卷に、, 工をふごといふ物に入れて、繩もて山の峯より釣り下して、辛うじて其額, に至り、岩をゑりうがちたりしに、一所やはらかなりしかば、いぶかしくて, 置せばやと、人々はかりしかど、たやすくもいたり通ふべき所ならねば、石, べきに非ずとて、熊本の官府にもて出つ、すなはち時習館に下し給ふ、館の, 内に一重の石筐有り、其蓋に、檜垣女形自作といふ六字を彫付たり、蓋をひ, 羅漢を石もて彫刻て安置せしに、其事やう〳〵成就して、猶窟の額にも安, 其圖をこひ得て、都のつとゝはなしぬ、此檜垣の女は、其名高くして、諸書に, らけば、小キ像を入れたり、像は陶器のやうにも見ゆ、わたくしにはからふ, 學士打集りて、其事を書記し、且其像を〓寫し、石にゑり、紙に寫し、そここゝ, もてはやしぬ、其頃予も熊本にありしに、人々より此物語を聞侍りしかば、, 天明癸卯の春、肥後國岩戸の觀音の巖窟の中に、或人願ひの事有りて、五百, 又扶桑拾葉集第貳卷に檜, 寶暦八年, 寶暦八年七十六翁元喬, 〔西遊記〕一檜垣女, 七十六翁元喬, ○上ノ年ふれはノ歌, 一同ジキヲ以テ略ス, 〓寫圖, 自作像ノ, 家集ハ扶, 石筐ノ蓋, 肥後岩戸, 檜垣自作, ニ收メラ, ニ銘アリ, 製ノ如シ, 桑拾葉集, 觀音ノ巖, 像ハ陶器, ノ像, 窟ヨリ出, 天慶四年五月二十日, 八八五
割注
- ○上ノ年ふれはノ歌
- 一同ジキヲ以テ略ス
頭注
- 〓寫圖
- 自作像ノ
- 家集ハ扶
- 石筐ノ蓋
- 肥後岩戸
- 檜垣自作
- ニ收メラ
- ニ銘アリ
- 製ノ如シ
- 桑拾葉集
- 觀音ノ巖
- 像ハ陶器
- ノ像
- 窟ヨリ出
柱
- 天慶四年五月二十日
ノンブル
- 八八五
注記 (36)
- 1098,639,67,2216くはしく見るに、石の筐一つを埋たり、とりいだして、人々集り開きみるに、
- 290,636,62,776見へたり、後撰集十七卷に、
- 1329,643,67,2196工をふごといふ物に入れて、繩もて山の峯より釣り下して、辛うじて其額
- 1216,640,64,2193に至り、岩をゑりうがちたりしに、一所やはらかなりしかば、いぶかしくて
- 1446,643,67,2200置せばやと、人々はかりしかど、たやすくもいたり通ふべき所ならねば、石
- 750,645,67,2181べきに非ずとて、熊本の官府にもて出つ、すなはち時習館に下し給ふ、館の
- 981,636,67,2197内に一重の石筐有り、其蓋に、檜垣女形自作といふ六字を彫付たり、蓋をひ
- 1563,636,68,2204羅漢を石もて彫刻て安置せしに、其事やう〳〵成就して、猶窟の額にも安
- 403,637,66,2186其圖をこひ得て、都のつとゝはなしぬ、此檜垣の女は、其名高くして、諸書に
- 867,637,70,2192らけば、小キ像を入れたり、像は陶器のやうにも見ゆ、わたくしにはからふ
- 637,635,66,2189學士打集りて、其事を書記し、且其像を〓寫し、石にゑり、紙に寫し、そここゝ
- 520,638,64,2209もてはやしぬ、其頃予も熊本にありしに、人々より此物語を聞侍りしかば、
- 1678,643,69,2193天明癸卯の春、肥後國岩戸の觀音の巖窟の中に、或人願ひの事有りて、五百
- 285,2064,61,765又扶桑拾葉集第貳卷に檜
- 1920,931,58,266寶暦八年
- 1913,930,64,1476寶暦八年七十六翁元喬
- 1788,603,92,656〔西遊記〕一檜垣女
- 1913,2013,59,400七十六翁元喬
- 319,1429,42,620○上ノ年ふれはノ歌
- 275,1445,41,584一同ジキヲ以テ略ス
- 637,281,41,125〓寫圖
- 682,283,39,159自作像ノ
- 388,282,43,168家集ハ扶
- 1016,286,42,164石筐ノ蓋
- 1628,289,41,165肥後岩戸
- 1714,286,43,172檜垣自作
- 300,297,39,147ニ收メラ
- 971,295,38,151ニ銘アリ
- 853,283,39,160製ノ如シ
- 344,282,42,170桑拾葉集
- 1585,288,41,169觀音ノ巖
- 897,283,42,165像ハ陶器
- 1674,291,36,80ノ像
- 1540,286,40,172窟ヨリ出
- 188,713,45,382天慶四年五月二十日
- 187,2429,42,121八八五







