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仁の用にもなりぬへく思ひてなりけり、, 末葉明とありて、其明の字の下を裁去たり、又卷端に印を捺たるを墨もて塗抹したり、, 置つる動植名彙の中に書收れつ、さてかくものせるは、おのれ醫道にたつさはらされ, る時は、おほかた正しくなりたりけなり、さてその原本も加筆本も、和名の古に符て, 寫出せる原本へ朱もてわかちて書入たる加筆本の文をよくよみ辨へて知るへし、, そを思ひ合するも、和氣氏の名の明字の下に字ありて、それか上かけて印の捺してあ, と、草木動物なとの古名を尋ぬるため、かつは醫のかゝる道におよふまて心を用ふる, 證となるへく、はためつらしき名ともゝ少からす、其物の名ともは既に下書をはしめ, 之諸鈔一覽之砌、醫心方和名書加、恐可備證本者也、唯授一人不可出戸外云々、和氣, いはゆる和氣本は、おのれ京に在ける時、或人の介て某の祕本を借得て寫せるなり、, 古製の帖本にて斐紙を用ひたり、表紙も同紙にて、和名傳鈔丹家累代祕本と題し、卷, 尾に、右和名傳鈔者、丹家累代雖爲祕本、當家亦用之矣、予重而於栂尾心蓮院殿丹家, りしを、奸しき故ありて裁去りしものなるへし、おほよそ三百年にもあまれる本なる, かくていつれの本も寫し誤り〓字なと互にあるを、校へ合せて見, 永觀二年十一月二十八日, む仁あらは、心して字を圍, なとして、よく別ちてよ、, もし寫, し傳へ, 本ヲ借寫ス, 京ニテ和氣, 古製ノ帖本, 印ヲ塗抹ス, 二八八
割注
- む仁あらは、心して字を圍
- なとして、よく別ちてよ、
- もし寫
- し傳へ
頭注
- 本ヲ借寫ス
- 京ニテ和氣
- 古製ノ帖本
- 印ヲ塗抹ス
ノンブル
- 二八八
注記 (24)
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