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たるに、紅梅には濃ききぬこそをかしけれ、今は紅梅は著てもありぬへし, の屏風西東に隔てゝ、北西に立てゝ、御たゝみしとねうち置きて、御火桶は, されと萠黄なとのにくけれは、紅にはあはぬなりとの給はすれと、唯いと, めてたく見えさせ給ふ、奉りたる御そに、やかて御かたちのにほひ合せ給, て御くしなとまゐる程、しけいしやは見奉りしやと問はせ給へは、またい, かりまゐりたり、御屏風の南、御帳の前に、女房いと多くさふらふ、こなたに, はかりに渡らせ給ひしかは、いくはくもなくてあけぬ、登華殿のひんかし, はすれは、うれしくゆかしさまさりて、いつしかと思ふ、紅梅のかたもん、う, きもんの御そともに、紅のうちたる御そ、みへかうへに、唯引き重ねて奉り, かてか、しやくせん寺供養の日、御うしろをわつかにと聞ゆれは、その柱と, の二間に、御しつらひはしたり、つとめていととく御格子參りわたして、あ, も御しつらひ、心ことにみかきつくろひ、女房なとも皆用意したり、よなか, 屏風とのもとによりて、我かうしろより見よ、いと美くしき君そとのたま, はなきを、二月十日、宮の御方にわたり給ふへき御せうそこあれは、常より, かつき、殿、うへひとつ御車にて參り給ひにけり、宮は御さうしの南に、四尺, 裝束, 中宮ノ御, 中宮ニ參, 道隆夫妻, 長徳元年正月十九日, 二五七
頭注
- 裝束
- 中宮ノ御
- 中宮ニ參
- 道隆夫妻
柱
- 長徳元年正月十九日
ノンブル
- 二五七
注記 (21)
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