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〔奧義抄〕, 武隈の松はいつれのよゝりありけるものともしらぬ人は、うへしときとよまれたれは、, 卅五うへしときちきりやしけんたけくまのまつをふたゝひあひ見つる哉, 卿藤原元善といひける人の任に、たちのまへにはしめてうへたる松也、みちのくにの, おほつかなくもや思ふとて書いてゝ侍る也、此松はむかしよりあるにはあらす、宮内, なれけれは、とりてやるとて、, か任にうふ、其後孝義きりて橋につくりてのち、たえにけり、うたてかりける人也、, 前齋院兵庫陸奧守みちさたかかよひける、かれ〳〵になりて後、かたのゝ馬のは, 館はたけくまといふところにあり、この人ふたゝひかの國になりて、後のたひよめる, さりともなをよむへし、, かたのゝ女一首, あふことを今はかたのにはむ駒は忘草にもなつかさりけり一, 〓この松野火にやけにけれは、源滿仲か任に又うふ、其後又うせたるを橘道貞, 歌也、, 長和五年四月十六日, 中之中釋, 後撰集雜一一, ○三奏本金葉和歌集、下句ヲわす, ひけるをたえてのちかひけるうまのはなれて片野にまかりたりけ, れ草にそなつかさりけるニ作ル, ○三奏本金葉和歌集、片野にはへりける女のもとに道貞朝臣かよ, はすとてニ作ル、, れはかへしつか, 略, ○中, 植ヱ繼グ, 武隈ノ松ヲ, 兵庫ニ通ズ, 道貞前齋院, 長和五年四月十六日, 一二二
割注
- 中之中釋
- 後撰集雜一一
- ○三奏本金葉和歌集、下句ヲわす
- ひけるをたえてのちかひけるうまのはなれて片野にまかりたりけ
- れ草にそなつかさりけるニ作ル
- ○三奏本金葉和歌集、片野にはへりける女のもとに道貞朝臣かよ
- はすとてニ作ル、
- れはかへしつか
- 略
- ○中
頭注
- 植ヱ繼グ
- 武隈ノ松ヲ
- 兵庫ニ通ズ
- 道貞前齋院
柱
- 長和五年四月十六日
ノンブル
- 一二二
注記 (31)
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