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有御覽テ、不可説物也、式部ハ日本紀をこそよくみたりけれと被仰、于時左衞門内侍, 〔花鳥餘情〕, にててうしてとかけるなん、すくれてめてたきそとよ、たゝいまさやうのれうりつか, さふらひけるか、うけ給て、池のみきはなるさゝをすこししきて、しろきよねを水に, あらひてたてまつれり、ひろはゝきえなんとにや、これもけしかるわさかなとて、御, なやかに、物にくはしうなとそおはしましける、夏比、みなせとのゝつり殿にいてさせ, 給て、ひ水めして、すいはんやうの物なと、わかき上達部・殿上人ともにたまはせて、, 勢物語ハ、詞指事なけれと、尤上手めき詞殊勝也、大和ノ無下劣、其外無何物語盡も, 不見、無其詮之故也、源氏物語不可説物也、更非俗人之所爲、紫式部書之、始一條院, 源氏物語にも、ちかき川のあゆ、にし河よりたてまつれるいしふしやうのもの、御前, おほみきまいるついてにも、あはれいにしへの紫式部こそいみしくはありけれ、かの, まつりてけんやなとの給を、はたのなにかしとかいふ御隨身、かうらんのもとちかく, そぬきてかつけさせ給、, 妬此綸言一、号日本紀御局云々、誠諸道・諸藝皆縮此一篇、不可説、未曾有、下, 順徳院御記、承久二年、一切物語雖多、或は有事、或託事也、伊, ○前田家本, 作意, 順徳天皇ノ, 源氏物語御, 紫式部ヲ讚, へ給フ, 後鳥羽天皇, 評, 長和五年四月二十九日, 二九七
割注
- ○前田家本
- 作意
頭注
- 順徳天皇ノ
- 源氏物語御
- 紫式部ヲ讚
- へ給フ
- 後鳥羽天皇
- 評
柱
- 長和五年四月二十九日
ノンブル
- 二九七
注記 (25)
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