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答云、これすなはち爲時か男子にてもたらぬ嘆なり、男子ならましかは、一部の國史, を撰ひて、萬代の龜鏡にそなへ侍りてまし、女なれとも、英才ついにおほふ事を得すし, ことに奇妙なる物なり、爲章曾て其章段をあらため侍りける時に、序して云、論破あり、, あり、跋あり、記あり、論あり、書ありて、諸體そなはれり、かのはゝきゝの卷の品定は、, 論承あり、論腹あり、論尾あり、麁より細にいり、俗より雅におもむき、繋より簡に歸し、, にも論すへからす、, して寛裕に、その文勢は圓活にして婉曲なり、, あたり其人にむかひ其ところにあそふかことし、全體は傳にして、又おのつから序の體, 式部は誠に古今獨歩の才といふへし、いにしへより清紫といひならはしたれと、清少, 波瀾・頓挫・照應・伏案なといふもろこしの文法おのつからそなはり、其氣脈は悠揚と, 納言は才氣狹小にして、さかしたちたる跡あらはに、にくさけおほきものなり、同日, 無用の作り物語をのこし、ようせすは誨淫の媒となること、いとも念なき事ならすや、, て、それに似つかはしきものかたり作りて、閨門の風儀用意をゝしへたるかすなはち式, 見侍らは、史記・莊子・韓柳歐蘇にひとしかるへし、女の筆にてはめつらかにあやしく、, 或人の云、式部か文章を以て、何にても實録をかゝすして、, これを漢文にて, これ、品定のみならす、一部に, わたりて、此意をつくへし, 序の略, 以上品定, 同曰ニ論ズ, 清少納言ハ, 〓夜ノ品定, べカラズ, 殊ニ勝レタ, 法ヲ具ス, 文ノ諸體諸, 長和五年四月二十九日, 三二八
割注
- これ、品定のみならす、一部に
- わたりて、此意をつくへし
- 序の略
- 以上品定
頭注
- 同曰ニ論ズ
- 清少納言ハ
- 〓夜ノ品定
- べカラズ
- 殊ニ勝レタ
- 法ヲ具ス
- 文ノ諸體諸
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- 長和五年四月二十九日
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- 三二八
注記 (29)
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