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有さまの見るにもあかす、聞にもあまる事を、のちの世にもいひつたへさせまほしき, 政し給ふは、まことに公家の御鑑にして、國相以下の身をひやすへき事なり、, は、すなはち諷諫にして、諺にいはゆる綿にて頸をしむるとかのたくひなり、螢の卷, て、誨淫の書とのみ見るともからは無下の事なり、また詞花言葉をのみもてあそふ人, は、劔の利鈍をいはすして、たゝ柄室のかさりを論するかことし、およそ一部の詞花, ふし〳〵を、心にこめかたくて、いひ置はしめたるなり云々、是ふるき草子の事を論, するやうにて、やかて式部か意趣と見ゆれは、物語をすへて作りことゝのみいふへか, に云、その人のうへとて有のまゝにいひ出ることこそなけれ、善も惡も、世にふる人の, さりとてむかし物語なれは、いふもの罪を得すして、聞人おのつからかへりみとなれ, らす、みな其世にありし人のうへを述て、勸善〓惡をふくみたり、此本意をしらすし, らしかし、, といひ警戒といひ、花實かねそなへたる歌書なれは、此道の全經といふも過稱には侍, 冷泉院の御事を、あるひは作り物語なり、ふかく沙汰する事なかれといひ、或は子, 其六一部大事, 是は猶此, 次に論す、, ト花實兼備, 詞花ト警戒, 源氏物語ハ, 紫式部ノ物, 語觀, セリ, 長和五年四月二十九日, 三三二
割注
- 是は猶此
- 次に論す、
頭注
- ト花實兼備
- 詞花ト警戒
- 源氏物語ハ
- 紫式部ノ物
- 語觀
- セリ
柱
- 長和五年四月二十九日
ノンブル
- 三三二
注記 (24)
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