『大日本史料』 3編 18 永久4年12月~永久5年12月 p.35

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夕されは萩の下葉やくらからん月まつ蟲の聲きこゆ也, ときは山麓の野へに年をへて色もかはらぬ松蟲の聲, をの山に朝立鹿も聲たてゝあきの哀はしのはさりけり, 都にて誰にかたらんもみちする立田の山の嶺の氣色を, 暮にとは誰かたのめし身をつめは人まつ蟲の哀とそ思ふ, 都人きても見よかし時雨つゝうつろふ山の秋のけしきを, ゆふされはのへもや物を思ふらん松蟲なきて露しめりけり俊頼, 松蟲の葎の下に聲するは野原の風や夜さむなるらん, 行やらて秋の山路に暮ぬとも下てる峯の紅葉やはなき, いそく〓うしとか人に見えつらん月待出る秋の山のは, まこも色の青葉の山も秋くれは露の雫に下紅葉せり, たのめつゝこぬつらさには夜もすからいまや〳〵と松蟲の聲, 紅葉はの紅ふかきあきやまにこゝろをそめく思ひぬる哉常陸, 松蟲, 永久四年十二月二十日, 三五

  • 永久四年十二月二十日

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  • 三五

注記 (16)

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