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利生をすゝめ申によりて、寛元々年の秋のころ花洛をいてゝ、かのくにゝ, の義を服膺のあまり、一卷の書に所存のむねをしるして、落書の躰にて信, 門弟をしてかねをならして高聲に念佛せしめて、かのこゑにつけて念佛, 下向、おなしき二年正月癰瘡をおこす、門弟等療治をすゝめ申といへとも、, れざりけり、遠江國横路といふ所に侍ける西蓮といふ僧上洛して、邊土の, すること百餘遍、こゑとゝまりてのち、脣舌をうこかすこと七八遍、すなは, 廿一日より、門弟におほせて別時念佛を修せしむ、こゝに苦痛こと〴〓く, にやみ、瘡平復することもとのことし、人奇特の思をなす、高聲念佛時々に, り、このひじり法門の大綱選擇集を本として、かの義にたかへる事一言も, 申されざりけり、あながちに練若のすまひをこのみ、しゐて俗塵をいとは, 勇猛なり、三月二日の夜半よりこゑ漸くよはれり、卯のはしめにいたりて、, つゐにこれをゆるさず、やうやく危急にをよふあひた、食事をとゝめ、二月, ちいきたえにけるとなん、, 寂房の鳥部野の草庵にをくられけるとなん、世に述懷鈔といへるこれな, されはにや〓沙門堂の法印明禪は、上人の沒後に選擇集をひらき見て、か, 懷抄, 明禪ノ述, 遠江横路, 二至ル, 示寂, 建暦二年正月二十五日, 六二七
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- 懷抄
- 明禪ノ述
- 遠江横路
- 二至ル
- 示寂
柱
- 建暦二年正月二十五日
ノンブル
- 六二七
注記 (22)
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