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しきふしはかたくなりゆく、まれ〳〵えたれとも、昔をへつらへるこゝろ, おしきことにしけるとそ、ある先達語り侍し、金葉は、又わさとおかしから, 葉を錦に思ひよするを、おかしきことにせしかと、今はその心いひつくし, ともなれは、賤しくゝたけたるさまなり、いはんや言葉にいたりては、いひ, り傳はりきたれるやうかくのことし、かゝれは拾遺より後、そのさま一つ, て、雲の中にさま〳〵の雲をたつね、水にとりて珍しきいひをそへ、錦にこ, んとして、輕々なる歌多かり、詞花、千載、大略後拾遺の風なるへし、歌の昔よ, ぬは五七五をよむに、七々の句はそらにをしはからるゝやうなり、こゝに, にして久しくなりにけるゆへに、風情やう〳〵つき、詞よゝにふりて、此道, となるふしをたつぬ、かやうに安からす、たしなみておもひうれは、めつら, 今の世の人の、歌のさまの世々によみふるされにける事をしりて、さらに, つくしてけれは、珍しき詞もなく、めとまるふしもなし、ことなる秀逸なら, 時のふるき人なとは、是をうけさりけるにや、後拾遺すかたと名つけて、口, 時にしたかひてをとろへゆく、昔はたゝ花を雲にまかへ、月を氷にゝせ、紅, ゝち後拾遺のとき、今すこしやはらきて、むかしの風を忘れたり、やゝその, 起原, 全葉集, 幽玄躰ノ, 詞花集, 千載集, 後拾遺集, 建保元年十月十三日, 七八九
頭注
- 起原
- 全葉集
- 幽玄躰ノ
- 詞花集
- 千載集
- 後拾遺集
柱
- 建保元年十月十三日
ノンブル
- 七八九
注記 (23)
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