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ゝ、しのひに座の右にをける事あり、すなはち賢きを見ては、及ひかたくと, かたきに似たり、いかにしてかかく愚なる心を教へむとする、佛は衆生の, るす、されは定てあやまりはおほく、まことは少からん、若又ふたゝひとふ, もこひねかふ縁とし、愚なるを見ては、みつから改むる媒とせむとなり、今, もあらす、風の前の草のなひきやすきかことく、又浪の上の月のしつまり, されは是を殘せり、只我國の人の耳近きを先として、承る言の葉をのみし, 更にふかきみのりをもとめす、はかなく見る事聞く事をしるしあつめつ, 等佛にあひ奉らましかは、いかなる法につけてか勸め給はまし、他心智も, 強弱あり、淺深あり、且自心をはかるに、善を背くにも非す、惡をはなるゝに, 得されは、只我分にのみ理をしり、愚なるを教ふる方便はかけたり、所説た, たとへは牧士のあれたる駒を隨へで、遠き境にいたるかことし、但此心に, 心のさまさまなるをかゝみ給ひて、因縁譬喩を以てこしらへ教へ給ふ、我, これを云に、天〓震旦の傳聞は遠けれはかゝす、佛菩薩の因縁は分にたへ, へなれとも、うる所は盆すくなきかな、これにより短き心をかへりみて、殊, へのままに心をゆるさすして、此度生死をはなれて、とく淨土に生れん事, 建保元年十月十三日, 八〇三
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- 建保元年十月十三日
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- 八〇三
注記 (17)
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